4日続伸の反動安を想定 25日線かい離率が過熱を示す+5%に接近

著者:市原義明
投稿:2016/11/21 18:29

◆祝日控えて買い一服の想定

22日(火)の日経平均は4日続伸の反動安を想定します。

週明け21日(月)の日経平均は、1ドル=111円台の円安が好感されて、1月6日以来の18100円台回復になりました。

売り急ぐ材料はありませんが、明日も上昇すると5日続伸で過熱感が高まってしまいます。反落を期待をするのもどうかと思いますが、上昇相場が長続きして欲しいですから、良い意味での調整を期待します。

明日は祝日前でもありますし、売りが優勢になるというよりは、買いが一服するイメージです。

また、今日(21日)は25日線とのかい離率が4.44%まで広がっています。ざっくりしたイメージで+5%かい離が過熱の目安なので、ここからの一段高は過熱感が高くなってしまいます。

今年は5%超えが3回(3月、4月、7月)あり、すべて目先の高値をつけています。

ただし、これまでは横ばい相場中でしたので、かい離の意味が違います。横ばい相場とは違って上昇トレンド中は25日線が毎日水準を上げるので、下がらなくても横ばいでかい離率は小さくなります。

株価が下がって移動平均線に近づくのが値幅調整、株価が横ばいで止まっている間に移動平均線が近づいてくるのが日柄調整です。後者の動きで過熱感を冷ましてほしいと考えています。

日経平均が日柄調整中は出遅れ銘柄へ物色が向かうのではないかと考えています。
市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想