*07:36JST NYの視点:米4-6月期GDP予想上振れもコアPCE価格指数は鈍化、6月PCE価格指数の鈍化を示唆
米商務省が発表した4-6月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+2.8%となった。伸びは1-3月期+1.4%から予想以上に拡大した。同期個人消費速報値も前期比年率+2.3%と、1-3月期+1.5%から予想以上に伸びが拡大し、経済の底堅さを再表明した。消費が支援したほか、設備投資は1年ぶりの速やかなペースで増加。政府支出の寄与度も防衛支出が押し上げ前期を上回った。一方、住宅投資は1年ぶりのマイナス寄与となり、住宅ローン金利や価格の高止まりが響いたと見られる。同時に、同期のコアPCE価格指数は前期の+3.7%から2.9%へ伸びが鈍化しており、インフレ鈍化も証明された。
結果は26日に発表される6月の個人消費支出(PCE)価格指数の鈍化をさらに確実にした。市場予想は、前年比で+2.4%と、前月の+2.6%から伸びが鈍化し21年2月来で最低となると見られている。コアPCE価格指数も前年比+2.5%と、前月の+2.6%から伸び鈍化し、やはり21年2月来で最低に改善する見通し。連邦準備制度理事会(FRB)のインフレ目標である2%を依然上回るものの、FRBのパウエル議長はインフレが2%に達する前に利下げに踏み切るべきとの考えを示している。このため、PCE価格指数が想定通り、ディスインフレ基調の持続を証明した場合、FRBの9月の利下げ開始をさらに後押しすると見る。
<CS>
結果は26日に発表される6月の個人消費支出(PCE)価格指数の鈍化をさらに確実にした。市場予想は、前年比で+2.4%と、前月の+2.6%から伸びが鈍化し21年2月来で最低となると見られている。コアPCE価格指数も前年比+2.5%と、前月の+2.6%から伸び鈍化し、やはり21年2月来で最低に改善する見通し。連邦準備制度理事会(FRB)のインフレ目標である2%を依然上回るものの、FRBのパウエル議長はインフレが2%に達する前に利下げに踏み切るべきとの考えを示している。このため、PCE価格指数が想定通り、ディスインフレ基調の持続を証明した場合、FRBの9月の利下げ開始をさらに後押しすると見る。
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