東京株式(大引け)=42銭高、利益確定売りこなしわずかにプラス圏で着地

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/11/17 15:49
 17日の東京株式市場は、朝方は安く始まったものの、その後は底堅さを発揮する展開となった。利益確定売りと押し目買いが交錯するなかで、大引けの日経平均株価はかろうじてプラス圏で着地した。

 大引けの日経平均株価は前日比0円42銭高の1万7862円63銭とわずかながら続伸。東証1部の売買高概算は23億7012万株、売買代金概算は2兆4285億円。値上がり銘柄数は1069、対して値下がり銘柄数は772、変わらずは144銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日にNYダウが8日ぶりに反落したことや、外国為替市場でこれまで急速に進行していた円安が一服したことなどを受け、目先利益を確定する動きが上値を押さえた。もっとも日経平均の下げ幅は100円に達することなく、底堅さを発揮した。前場後半に下値を切り上げプラス圏に切り返し、後場は再びマイナス圏に沈んだものの引けにかけて再浮上、結局わずかながらも前日終値を上回って着地している。TOPIXもプラスだった。日本時間あす午前に行われる安倍・トランプ会談に期待した買いが全体相場を支えた。一方、あす未明にはイエレンFRB議長の議会証言を控えていることもあって、プラス圏では積極的に上値を買う動きも見られなかった。

 個別では、任天堂<7974.T>の上値追い継続、ソフトバンクグループ<9984.T>もしっかり。低位株ではエンシュウ<6218.T>がストップ高で買い物を残した。東京産業<8070.T>が続急伸、日本ケミコン<6997.T>も大幅高と気を吐いた。ワコム<6727.T>、ネクシィーズグループ<4346.T>なども高い。なお、メガバンク3社はいずれも上昇一服となったが、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>を筆頭に売買代金は引き続き上位3傑を独占する状況で、活況に売買されている。

 半面、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.T>が大幅安となったほか、ソニーフィナンシャルホールディングス<8729.T>も売られた。IDOM<7599.T>が安く、三井金属<5706.T>エディオン<2730.T>も下落した。三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>も安い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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