【10月14日予想】中国経済への懸念が再燃。今日注目の業種は?= フェアトレード 田村祐一

著者:田村祐一
投稿:2016/10/14 00:10

短期的に利益確定売りが加速か

*前日の値動き*

10月13日の日経平均は前日比65円76銭安で引けました。


*為替相場の動き

一時は、米ドル為替は1ドル104円台まで円安進行したものの、
その後中国経済への懸念が出たことで、

13日大引け後の為替は1ドル103円86銭まで円高に進行しました。

方向感が無く、様子見ムードが強まっている様子です。

この影響は、日本株市場にも広がると考えられます。
14日以降の日本株はどっちつかずの値動きとなる可能性があるでしょう。


*為替を受けての相場の展望

為替の動向がはっきりしない今、影響を受け易い銘柄への投資はリスクが高いと考えられるでしょう。
そう考えると、相対的に内需株の注目が高まってくる可能性が期待できるでしょう。

【為替感応度の低い業種】
○電気(前週比-0.97%)
○ガス(同-0.97%)
○保険(同-0.18%)
○銀行(同-3.02%)

※上記は、2003~2005年の円高進行時や、2013~2015年の円安進行時に、
 あまり値動きが左右されなかった業種です。

上記が、為替によって株価が影響を受けづらかった業種の一例です。

中でも、銀行業はここ1週間で下落していますので、
これから人気化の兆しがあっても、おかしくないと考えます。



*結論*
為替の方向感が不透明であることや、
週末を控えてポジションを解消する動きが出ることが想定されることから、

10月14日のスタンスは【小幅ながら下落する】と予測します。

なお、直近下落している銀行業は統計的に見ても
為替の影響を受けづらかったことが分かっています。

ぜひ、注目してみてください。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想