東和薬品が急反落、第1四半期最終赤字転落を嫌気

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/08/09 13:04
 東和薬品<4553.T>が急反落。8日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高201億7700万円(前年同期比3.8%増)、営業利益13億3800万円(同55.6%減)、最終損益10億9900万円の赤字(同22億4000万円の黒字)となり、最終損益が赤字に転落したことが嫌気されている。

 政府による後発薬の普及促進策で売上高は増加したものの、主力品の薬価が大幅に低下したことや、生産数量が計画に対して未達であったことなどから原価率が悪化し、研究開発費の増加や人件費の増加も利益を圧迫した。また、円高の影響で、原薬輸入に伴う為替予約でデリバティブ評価損21億円が発生したことで、最終損益は赤字となった。

 なお、17年3月期通期業績予想は、売上高935億円(前期比13.9%増)、営業利益105億円(同5.7%減)、最終利益74億5000万円(同3.1%減)の従来予想を据え置いている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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