今回の勝利でもトレンド転換は難しいか
11日の日経平均株価は、
前日比601円84銭高の15,708円82銭で引けました。
6月米国雇用統計の結果が市場予想を上回ったことや、
参議院選挙で与党が勝利したことを受けて、
日本株市場は大きく上昇しました。
与党の勝利によってアベノミクスが再度推進される
との期待感から大きく買い優勢で推移しています。
久しぶりに好材料が出たことで素直に反応した株式市場ですが、
この上昇は長く続くものではないと考えます。
現在の日本株を取り巻く環境を見てみると、
・英国のEU離脱による影響は未知数
・米ドル為替は強烈な円高傾向
・新たな経済政策を行うには財源不足
等の問題が山積しています。
また、株式市場を見ても、
短期・中期・長期のチャートでも明確な下落トレンドです。
このトレンドを壊すには、市場参加者の予想を大きく越える
サプライズの金融緩和や経済政策が必要です。
しかしながら、そういったサプライズが
起こる可能性は極めて低いでしょう。
一見相場には安心感が広がっていますが、
再度急落するリスクを孕んでいることは
頭の片隅に入れておく必要がありそうです。
なお、12日の日経平均株価は、
11日の急騰に対する利益確定売りが出やすいことから、
「小幅ながら下落して引ける可能性がある」と判断しました。
前日比601円84銭高の15,708円82銭で引けました。
6月米国雇用統計の結果が市場予想を上回ったことや、
参議院選挙で与党が勝利したことを受けて、
日本株市場は大きく上昇しました。
与党の勝利によってアベノミクスが再度推進される
との期待感から大きく買い優勢で推移しています。
久しぶりに好材料が出たことで素直に反応した株式市場ですが、
この上昇は長く続くものではないと考えます。
現在の日本株を取り巻く環境を見てみると、
・英国のEU離脱による影響は未知数
・米ドル為替は強烈な円高傾向
・新たな経済政策を行うには財源不足
等の問題が山積しています。
また、株式市場を見ても、
短期・中期・長期のチャートでも明確な下落トレンドです。
このトレンドを壊すには、市場参加者の予想を大きく越える
サプライズの金融緩和や経済政策が必要です。
しかしながら、そういったサプライズが
起こる可能性は極めて低いでしょう。
一見相場には安心感が広がっていますが、
再度急落するリスクを孕んでいることは
頭の片隅に入れておく必要がありそうです。
なお、12日の日経平均株価は、
11日の急騰に対する利益確定売りが出やすいことから、
「小幅ながら下落して引ける可能性がある」と判断しました。