楽観視は禁物か?
6日の日経平均株価は、
前日比290円34銭安の15,378円99銭で引けました。
米ドル為替が1ドル100円台まで円高に進行したことで、
輸出関連株を中心に売り優勢で推移しました。
英国ポンドの急落で、リスク回避の円買いが進み
相対的に輸出企業の多い日本株市場は下落しています。
英国のEU離脱問題への懸念は徐々に柔らいでいましたが、
イタリアの銀行3位のモンテ・ディ・パスキ・ディ・シエナが
欧州中央銀行から不良債権の削減を要請されたことで、
EUの金融不安が再燃し、リスク回避の動きが広がっています。
やはり、一見英国のEU離脱問題は落ち着いたと見えたものの
今後も相場の波乱要因となる可能性は高く、
折に触れ、EUの経済・金融問題が株価材料となり
日本株市場を押し下げる要因となりそうです。
6連騰しリバウンド傾向にあった日本株市場ですが、
再度EUへの懸念が高まっていることで、
リスク回避の動きと利益確定売りが出やすい地合いに変化しています。
また、今週末に日米の重要指標の発表を控えて、
様子見ムードも漂っており、
積極的な買いは入れにくいでしょう。
以上から、7日の日経平均株価は
「下落して引ける可能性がある」と判断しました。
なお、低調な東証1部売買代金を記録した中での直近の上昇は極めて脆く、
仮に悪材料が出た場合には、EU離脱が決定した24日以降の上昇分が
一気に消失するリスクも孕んでいます。
場合によっては、年初来安値14952円2銭も
簡単に割り込む可能性もあると考えます。
当面は、慎重な投資スタンスで臨む必要があるでしょう。
前日比290円34銭安の15,378円99銭で引けました。
米ドル為替が1ドル100円台まで円高に進行したことで、
輸出関連株を中心に売り優勢で推移しました。
英国ポンドの急落で、リスク回避の円買いが進み
相対的に輸出企業の多い日本株市場は下落しています。
英国のEU離脱問題への懸念は徐々に柔らいでいましたが、
イタリアの銀行3位のモンテ・ディ・パスキ・ディ・シエナが
欧州中央銀行から不良債権の削減を要請されたことで、
EUの金融不安が再燃し、リスク回避の動きが広がっています。
やはり、一見英国のEU離脱問題は落ち着いたと見えたものの
今後も相場の波乱要因となる可能性は高く、
折に触れ、EUの経済・金融問題が株価材料となり
日本株市場を押し下げる要因となりそうです。
6連騰しリバウンド傾向にあった日本株市場ですが、
再度EUへの懸念が高まっていることで、
リスク回避の動きと利益確定売りが出やすい地合いに変化しています。
また、今週末に日米の重要指標の発表を控えて、
様子見ムードも漂っており、
積極的な買いは入れにくいでしょう。
以上から、7日の日経平均株価は
「下落して引ける可能性がある」と判断しました。
なお、低調な東証1部売買代金を記録した中での直近の上昇は極めて脆く、
仮に悪材料が出た場合には、EU離脱が決定した24日以降の上昇分が
一気に消失するリスクも孕んでいます。
場合によっては、年初来安値14952円2銭も
簡単に割り込む可能性もあると考えます。
当面は、慎重な投資スタンスで臨む必要があるでしょう。