人工知能関連株が百花繚乱、グーグル快挙で人類超えの歴史的転換点に

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/03/16 10:29
 ALBERT<3906.T>テクノスジャパン<3666.T>ブレインパッド<3655.T>インテリジェント ウェイブ<4847.T>ホットリンク<3680.T>、UBIC<2158.T>、ロゼッタ<6182.T>ジャパンシステム<9758.T>フォーカスシステムズ<4662.T>モルフォ<3653.T>、ジグソー<3914.T>など人工知能(AI)分野に経営資源を振り向ける企業群が一斉高に買われている。全体相場の地合いに関係なく、ここAI関連株は狂い咲きにも近い状況で物色資金が集中している。

 米グーグルが巨額の資金で買収したベンチャー企業ディープマインドが開発した人工知能「アルファ碁」が世界的に脚光を浴びている。世界最強クラスの囲碁棋士である李世ドル(イ・セドル)九段との最終第5局が注目されたが、15日午後行われアルファ碁が勝利。通算成績はアルファ碁側からみて4勝1敗と完勝だった。

 囲碁はすべての情報がプレーヤーに開示される「完全情報ゲーム」において、その広さ(19×19=361)に加えコウという囲碁特有のルールがある関係で、AIソフトのずば抜けた演算能力が人間トップの感性に届かない最後の牙城といって過言ではなかった。事実上、現存するボードゲームで人類はAIに勝てるものがなくなったに等しく、その衝撃は囲碁棋界だけにはとどまらない。AIは今後、自動運転やロボット、フィンテック、創薬分野などでも重要な役割を担うことが予想されている。グーグルがディープマインドを買収した資金は日本円で750億円と破格だったこともあり、東京市場でも今後、関連銘柄への投機資金流入は機関投資家資金も巻き込んで、波状的に続く可能性も指摘されている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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