■米賃金上昇の鈍さが景気の足かせ材料に・・・
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■昨日は、注目されていた米ISM非製造業景況指数が
2年ぶりの低水準になり、ドル売り優勢のきっけに
なりました。
アジアタイムで「円が売られ」、NYタイムは「円が
買われる」展開が続いていますが、今夜は米雇用統計です。
■ポイントとなるのは、雇用者数(予想値19.5万人)と
平均時給になります。
特に平均時給(予想 前月比:+0.2% 前年比:+2.5%)に
関しては、このところ予想値を下回り、賃金上昇の鈍さが
景気の足かせ材料になっているのは明白です。
特に米国経済に関しては7割が消費で占めているだけに、
利上げ判断基準のデータとしても、外せない材料に
なりそうです。
■また、昨日もここで書きましたが、NY金先物価格も
日足上の抵抗とされていた1250ドルを引値ベースで突破し、
金先高見通しからドル売り優勢の展開とみています。
つまり、「金買い=ドル売り」がベースになり、ドルの上値は
抑制されると予想しています。
あとは、ECBや日銀の金融政策の出方次第で、変化が
ありそうですが、基本的にドル円に関しては115円を
こえるのは難しいとみています。
■テクニカルとしては・・・、
日足ベースで上値ポイントとしては、ボリンジャーバンド+1σ
(114.45円)や節目の115円とみています。
下値ポイントとして、一目均衡表転換線(112.80円)や
ボリンジャーバンド-2σ(112.60円)とみています。