調整基調が続く
非常にボラタイルな相場となっており、数週の短期トレンドを測る判定が相場の急変に追い付かない形です。
日銀発表のあった18日(金)の日本市場の日中足は支離滅裂でした。発表前の日経平均は前場に一時前日比▼150円ほど下げ、そこから発表直後に同+500円超まで急騰し、大引けは▼366円という有り様です。発表内容自体は緩和策の補完的措置と、大したものでなかったのですが、通常後場寄り前に「現状維持」と発表されるものが12時半を過ぎてもなかったため、発表前の段階から「追加緩和第3弾」への思惑買いで金融株が上昇していました。そして補完措置が発表されるとアルゴリズム売買が暴走し、過去の追加緩和発表と同様の急騰ぶりでした。しかしそこで買えば大惨事となり(過去はそこで買っても良かった)、結局期待以下の内容と分かると上昇幅以上に急落しました。実に887円もの急落でした。
今月初めにECBの「ドラギマジック(口先介入による相場上昇)」も失敗に終わり、日銀緩和の「バズーカー砲」も様子が変です。米国でゼロ金利が解除され、これまでの、緩和時代の産物であった「中央銀行マジック」とは、何かが変わってきている様子です。
テクニカルにはやや冷えていますが、売られすぎ水準にまでは下がっていません。先週同様、下落相場継続と見ます。
日銀発表のあった18日(金)の日本市場の日中足は支離滅裂でした。発表前の日経平均は前場に一時前日比▼150円ほど下げ、そこから発表直後に同+500円超まで急騰し、大引けは▼366円という有り様です。発表内容自体は緩和策の補完的措置と、大したものでなかったのですが、通常後場寄り前に「現状維持」と発表されるものが12時半を過ぎてもなかったため、発表前の段階から「追加緩和第3弾」への思惑買いで金融株が上昇していました。そして補完措置が発表されるとアルゴリズム売買が暴走し、過去の追加緩和発表と同様の急騰ぶりでした。しかしそこで買えば大惨事となり(過去はそこで買っても良かった)、結局期待以下の内容と分かると上昇幅以上に急落しました。実に887円もの急落でした。
今月初めにECBの「ドラギマジック(口先介入による相場上昇)」も失敗に終わり、日銀緩和の「バズーカー砲」も様子が変です。米国でゼロ金利が解除され、これまでの、緩和時代の産物であった「中央銀行マジック」とは、何かが変わってきている様子です。
テクニカルにはやや冷えていますが、売られすぎ水準にまでは下がっていません。先週同様、下落相場継続と見ます。