元祖SHINSHINさんのブログ
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古米について思うこと
東京農大のセンセの書いた書籍を読んでいたら、
無性に味噌と醤油を食したくなった。
★「醤油・味噌・酢はすごい」
小泉武夫著 中公新書 2016.11.25.初版 2018.6.5.3版
となると、久しぶりに米も食したくなる。
しかし、開封して米びつにあけてから、かなり時間がたっている。
米を2合とり、ざるに空けて研ぐ。
一番美味く研ぐには、水に接触させる時間を短くして、すぐに水を捨て、
その後に米を優しく研ぐのがイイという。
精米技術が進んでいるのだから、3回くらい水を替えればそれでイイという。
が、そのつもりで研いでいると、
なにやら黒いゴミのようなものが浮いているではないか。
虫でもたかっているのかも知れない。
が、もったいないので、食に関して野性味あふれすぎな北方謙三親分に習って、その米をなんとか喰らうことにした。謙三親分は、肉や魚を極限まで腐らせてから食すという趣味を持っている。
6回くらい水を替えると、虫の死骸だか糞だか卵だか得体の知れない黒い物体は消え失せた。なので、これを炊く。
経験上、古米の場合には、水を多めに入れて炊飯しないと、
エラく堅い米が炊き上がるのを知っているので、
通常よりも20mlほど多めの水で炊く。30mlでもイイかもしれない。
その間に、刺身用アジの切り身を千切り様にして大葉を散らしたり、
インスタントだがカツオと貝柱のだしで味噌汁などをこしらえる。
焼き海苔も食べよう。ハサミでてきとうな大きさに海苔を切った。
そのあとで、町内会の配布物を区分け整理しているうちに、米が炊けた。
少し蒸らしてからひと口食すと、少しだけ堅い。あと5~10ml多めに水を入れたら、よかったのかも知れない。
読んだ書籍の影響で、醤油と味噌がえらく美味く感じる。
大宝律令のころにできた文献に、醬(ひしお)という味噌と醤油のルーツが書かれているという。塩がベースにあって醤油や味噌ができ、酒が腐って酢ができる。
塩や醤油、味噌はどちらかというと食材を長持ちさせるためにあるのに、
酢の場合は、酒を腐らせてしまって発見されるという真逆な仮定の中で生まれたというのがオモロイ。いや、醤油や味噌も発酵という過程を通じて生まれるが、発酵というのも腐るの方便などとひねくれることができるのだから、根本は同じか。
いずれにせよ、大宝律令のころ、あるいはそれ以前から、謙三親分のような野性味あふれる人間が、貴重な調味料を生み出したのだと思うと、少々虫のたかった白米でも、えらく美味く感じるのだった。
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こんにちわ
私は、最近、NHKの、酢、ビヒズス菌、植物性乳酸菌を、録画で、3回くらい、見ております。
この番組に、東京農大の教授も、出ました。
植物性乳酸菌は、生命力が、強くて、大腸まで、届くそうです。
ピクルス(塩分5パーセントの、野菜の塩漬け)も、そうとうつよくて、健康には、よいです。
ちなみに、動物性の乳酸菌は、ほとんど、胃の消化液で、死んでしまうので、飲料メーカーの言っているほど、効果は期待できないです。
植物性乳酸菌で、腸内フローラを、整えましょう。