小督さんのブログ
ブログ
大覚寺 献茶式(京都市右京区)
「嵯峨天皇勅封般若心経御開封記念」裏千家 献茶式に参列してきました
毎年献茶式が行なわれる神社仏閣もありますが、
大覚寺で最後に執り行われたのは昭和42年で、
まさに50年と1年前だそうです。
ご奉仕は鵬雲斎大宗匠だったとのこと。
どおりで私の記憶にないはずです
始まる少し前に部屋の横からやや強い風が吹き渡り、
一瞬でその場が清められたかのようでした
大覚寺門跡等に導かれ、坐忘斎御家元が入堂。
僧侶等による真言の後、
坐忘斎御家元は中央に据えられた祭壇に濃茶と薄茶を謹呈されたようです。
・・・と言うのも私の席からでは全然見えなかったからです聞くところによると、入堂できなかった人もいるとか。
私も早めに来たつもりが、思ったより後ろの方でした。
今日一番記憶に残ったのが、観月台での茶席で、
蓋置が菊唐草の「高御座」。(画像1)
秋になり、平成も終わりに近づいてきて、なんだか寂しくなってきました
献茶式に参列、茶席をまわり、写経も終え、五天皇さまの勅封般若心経を拝見。
全てのメニューをこなしたせいか、大門から帰ろうとすると、
温かいお見送りを受けたような気持ちになりました
-
タグ:
入堂出来ない方もいらしたなかでラッキーでしたね
写真の風景が秋の静けさを感じます
穏やかな時間過ごす事が出来て良かったですね
こんばんは
ビジネス上手だと思います
弘法大師、秘鍵大師ともいうんですね。
お茶の歴史調べた時に遣唐使に時代に唐の国からお茶を持ち帰ったって天皇に献上したのが弘法大師、お茶を比叡山に植えて栽培したのが伝教大師と学びました。
まさにその歴史のとおりに現在もお茶の奉納の儀式が行われているのだと知って感動しました、歴史ある厳かな儀式のようですね。
今回も我が家の信仰する真言宗の行事についてご紹介頂きありがたく思います。
やっぱり一度は大覚寺行かないといけませんね。
献茶式は勅祭社などは毎年執り行われているみたいですが、
どこの流派ともお家元がご奉仕されることもあり、
全ての神社仏閣で行われているのではないのです
どういう経緯で大覚寺で献茶式が行なわれることになったのかは
私にはわかりませんが、おそらく今後、
私が生きている間に大覚寺では献茶式はないと思われます
三席あったお茶席のひとつ、望雲亭(ぼううんてい)。
嵯峨天皇が高野山に帰る弘法大師に送った詩から名付けられた茶室です