TAROSSAさんのブログ
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ゼネコン、東レ、三菱マ等不祥事企業トップ初訓示は法令順守徹底
昨年、不祥事が発覚した企業のトップは年頭のあいさつで、コンプライアンス強化を打ち出したようです。
リニア中央新幹線の建設工事をめぐり、独占禁止法違反容疑で捜査を受けているゼネコン大手4社ですが、大成建設の村田誉之社長は「今後このような嫌疑を受けることがないよう私自身が率先垂範してコンプライアンス徹底に取り組む」と反省したそうです。
清水建設の井上和幸社長も「法令順守の意識と高い倫理観をもって正々堂々と業務に向き合う」と誓い、鹿島の押味至一社長は「常に襟を正して業務に臨んでほしい」と訓示したそうです。
子会社でデータ改竄が発覚した東レの日覚昭広社長は「経営に対する信頼が大きく損なわれた事実を直視し、先頭に立って信頼回復に努める」と強調したそうです。
三菱マテリアルの竹内章社長も「『客先の品質基準を満たさない製品は決して出荷しない』ことを肝に銘じてほしい」と社員に呼びかけたそうです。
繰り返さないように法令順守を徹底してもらいたいですね。
といっても、喉元を過ぎたころにはゼネコンあたりはまた談合しそうですけどね。
1801:5,730円、 1803:1,189円、 1812:1,109円、 3402:1,094円、
5711:4,045円
この一連の不祥事は、今の日本企業の構造的な問題だと思っています。
昔の日本企業は、正社員がきちっと各所に配属され指揮系統もしっかりして
いました。しかし、たんまりいた団塊の世代もいなくなり、分社化やコストダウン
のために非正規社員が増えると、昔のように教育も出来なく、非正規社員はコロコロ変わるのでスキルもアップしません。だからあちこちで問題が発生するでもそれを素直に報告しないで隠そうとする、そしてその隠した問題がある日突然公表される。といった感じではないでしょうか。
この問題解決するには、抜本的な組織改革は必要なように思います。
何年か前に、古紙の配合偽装で組織改革はが進んだ製紙業界はその先駆けとなっているように思います。