唯我さんのブログ
ブログ
茶、わびさびの名句
2017.05.18(木)
野良茶を見つけた。それもけっこうたくさん。よっしゃ、天の恵みだ、新茶を作って飲もう! というハナシになった。
今のチームには、世界放浪スペシャリスト スリランカ紅茶農園労働経験者や、実家が茶農家やらいるんで、それなら手作り茶やるべ、新茶飲むべ、という実に安直な考えのもと、茶作りに突入。
まず茶摘み。
スリランカと茶農家の孫は、その他雑魚とは、摘むスピードが10倍違う。またまたぁとかいわれそうだが、本当に10倍違う。
ふぅ、ゼーゼーもんで手をとめて腰をポンポンしていたら、スリランカが、若くて柔らかいところの、さらに若くて柔らかいところだけ摘む、超贅沢な摘み方をしているんだから、できあがりは10分の1以下になると思え。しっかり摘まねぇか! とケリを入れてきた。
真剣に摘み摘みすること3時間強ほとんど4時間。茶農家の孫とスリランカは、二人で10kg弱、その他は全員1kgに(全然)手が届かない。正確には500g/1人に(全然)届かない。
今回やっている超贅沢な摘み方は、商業ベースではできないし、やらないレベルだそうだ。
そして、蒸してもむ。
この手もみが・・・・
めっちゃキツい・・・ しくしく
茶農家の孫が、わたしが昼寝に買ってたござを広げて、ござの上に蒸した茶葉を広げて、茶もみ実演してくれた。
茶もみ工程が、ざっと5時間。
こんなに時間がかかるもんだとは思わなかった。それでもだいぶと簡略化版なんだそうだ。
総監督の茶農家の孫、じっさまが、手もみ名人だそうで、ちっちゃい頃から名人の指導を受けていたそうで、ド素人のわたしたちに、名人級の作業を要求する。
手が遅いだ、もみが弱いの、強すぎるだの、もうもうもうもう、鬼軍曹だ。
やっと終わった頃には、全員ヘロヘロ。
そして干す。
昨日飲んだ茶は、それはそれは美味しかった。感動する美味さだった。
爽やかさが、全然違う。この感動は、摘んですぐに茶化したものでないと味わえない。
感動のあまり、チームいち文芸肌のEくんが、一句ひねった。
おお~ と感嘆の声が上がった句がこれだ。
『手作り茶 コスパの悪さ ハンパない』
名句だ、実に、名句だ。
多彩?多才なお仲間がいて、楽しいですね。
お茶作りの大変さが良くわかりました。
野良茶は、自生している茶の木のことですか?
私は見てもわからないかも…
今回の野良茶は、もともと栽培されていた茶畑が放棄されて、野生化したものです。
茶は山茶花と似ていますが、花は白くてくさいです。
ポピュラーな木ではないので、ほとんどの人は、見てもわからないですよねー