まはいさんのブログ
東芝 工事進行基準の問題に留まるか?
今日は、東芝を寄付きSTOP安の403.3円で1000株買付けました。
また、バンダイナムコを2,518円で100株売却し、投資終了しました。
STOP安
今日買ったのは早かったと反省しています。
STOP安で買えればラッキーと指値していたら約定したのですが、約定後に売注文過多でSTOP安に貼付くとは予想外でした。
問題の本質が工事進行基準案件なら売られればチャンスと思っていましたが、甘かったようです。
もう一度、開示資料を読み返します。
5/8第三者委員会設置←IRリンク
問題の本質は工事進行基準案件と記載されています。
工事原価総額が過少に見積もられていたことが判明しており、それが利益の先出しまたは損失の先送りとなっていたようです。
工事進行基準そのものは収益の期間認識の問題であり、工事完成までの一連の期間を通算すれば損益への影響は有りません。
しかし、隠されていた工事損失が適切に見積もられると期間損益に影響します。
よって、決算をやり直して適切に工事損失引当金を計上することになるでしょう。
4/3特別調査委員会設置←IRリンク
2013年度の工事進行基準案件に問題があるとして設置されました。
このリリースでいったん大きく売られました。
このリリース時期から、3/31の会計締めの最初の段階で、経理部が不自然な点に気付いたと推察されます。
工事進行基準案件の不正は工事完成時に歪みが全て吐き出されるため、事後的に不正の発見は容易です。
5/8配当延期←IRリンク
"期末無配"と報じられていますが、正確には配当延期です。
工事進行基準は収益の期間認識の問題だから、当然に過年度修正が伴います。
また、工事進行基準案件の多くは工事代金改定が契約条項に盛り込まれているため、発注主への工事代金改定手続きも必要になります。
よって、決算やり直しは超特急でも1ヶ月では足りません。
そのため、3/31基準の株主名簿に基づく配当の期限に間に合いません。
そこで、別途基準日を設けて配当します。
3/31時点の株主にとっては"無配"なので、"期末無配"と報じられていることは正確ではないものの実質同じです。
投資方針
予想外にSTOP安に貼付いたので、新たな開示が有ったり、以前の開示の読み落としが有ったかと心配しましたが、それは無いようです。
工事進行基準案件が問題の本質ならば、期間損益には影響しても長期的には損益に影響しません。
むしろ、適切に工事代金改定手続きを行えばプラス要因にすらなります。
短期的には買い早まりましたが、長期的には良い値段で買えたと思っています。
ただし、工事進行基準案件以外の問題も見付かった旨が記載されている点が気掛かりなので、買増しは控えます。
-
関連銘柄:
東芝(6502) バンナムHD(7832) -
タグ:
呑気呆亭 さん こんばんは
とりあえず、今日買うことはありませんでした。
明日ならもう少し安く買えたと反省しています。
工事進行基準案件の問題に留まるなら、それほど致命的な痛手は無いはずです。
しかし、どうなることやら。
gasp さん コメントありがとうございます。
コメントいただいた粉飾の手口は工事完成基準におけるものです。
大企業では工事進行基準が強制適用されているため、未成工事原価が資産計上されることは原則ありません。
開示資料にあるとおり、工事原価総額を過少に見積もることで工事進捗率を高め、完成工事高を前倒し計上していたようです。
4/3に第一報なので、3/31基準の締め作業で簡単に見付かったのだと推測しています。
大企業に工事進行基準が強制適用されるのは、コメントいただいたような工事完成基準における不正がしにくいことにあります。
東芝が嫌いなんですね。
原発と誘導兵器が安定収益の東芝なので、嫌う人は多いですね。
この”更なる調査を必要とする事項”というのが何か分かりませんが、こういったグレーでよく分からない事態になることに機関投資家は敏感ですから、かなりアンダーシュート気味に下がるでしょうね。注意深く深く底を探ります。
minoQ さん コメントありがとうございます。
気になる一文ですね。
工事原価総額の見積りには下請けや調達先からの見積書が必要なので、下請けや調達先と裏で何かしていたんではないかと推測しています。
不明なので、大きく投資するのは控えようと考えています。
しかし、工事進行基準案件の不適切処理はゼネコンでは良くあることで、株価は数ヶ月で戻ります。
わりと楽観的に考えています。
東芝は300円台で買えば良かったです。
東芝のテレビ、洗濯機。近年購入した家電。
調子いいですわ(^0^)
ストップ安!!に、反応して、本日株価を確認したら、
もう、戻りつつあるのね~。
NECから、乗り換えようかと思いきや。
株価がトントン。
そういえば、富士通も持っていた。
電機は、これ以上、増やしては駄目ね。
そういえば、カドカワ も、すでに値上がりしてしまいました。
買わなかった銘柄は、上昇します(^^;)
gasp さん コメントありがとうございます。
東芝を良いタイミングで買えて何よりです。
ちなみに、私は東芝を460円で売却する予定です。
その前に開示があれば状況は変わります。
シャープは情報リークの段階なので、何とも言えません。
にゃん7 さん コメントありがとうございます。
東芝は、既出のIRの範囲での問題なら460円までの株価恢復は固いと見立てています。
シャープは、再建計画が夏頃に発表され、長期無配と優先株式の内容が確認されたら、誰も買わなくなると見立てています。
ベネッセは、海外事業に黒字化の目途が立っておらず、国内事業で大幅減益が避けられず、ベルリッツは価格競争激化でピンチです。
少子化なので海外展開は必須なのですが、公文式に完敗しています。
日本の学生バイトと違って、海外の学生バイトは高給取りなので、赤ペン先生の人件費でコスト倒れのようです。
「こどもチャレンジ」から「進研ゼミ中学講座」まで、12年間も会費を払い続けたので、みなさまにオススメしたい通信教育ですが、株式投資は薦めません。
たぬきちくん さん コメントありがとうございます。
電機と言っても、東芝は家電より重電、すなわち原動機や高密素材の割合が高いので、日立や三菱重工に近いです。
また、防衛省向けが重要な利益基盤なので、三菱電機やNECと似通っています。
要するに官需の割合が高いので、利益が確保されている反面、あまり利益を計上すると官需の値下げ指導を受けます。
そのため、バブルでもない限り株価は安定しています。
なので、急落したときくらいしか買い出動する機会が有りません。
NECと富士通ですが、関電工や九電工など電力会社系の電気設備会社の地域独占にいずれメスが入り、大幅に事業を拡げると見立てています。
しかし、天下りが多いので10年以上先かなと諦めてもいます。
電気事業法は電力の地域独占しか認めていないのに、子会社の電気設備会社が地域独占しているから、電気代が高くなる原因です。
今や、関電工は東京電力から天下りが避難するリゾートですが、何でマスコミは叩かないのか不思議です。
KADOKAWA・DWANGOは、周期的にヒットが少ない裏年なので、好きな会社でもなければ投資しないほうが良いです。
「ビリギャル」が異例のロングランにでもなれば良いのですが、「助けて、ラブライブ!」が年度内に利益貢献しない限り、前年割れは必至です。
いつも、丁寧な解説付きのリコメをありがとうございます。
電器メーカーの解説がとても分かりやすかったです。
NECは、将来的には、のびしろがあるかも・・・ですね。
昨日、売りそこないました。
マイナスに張り付いているので、少しは軽くしなければ。
「ビリギャル」は、カドカワでしたか。
本を図書館で借りようとしたら、なんと!420人待ち!!
仕方がないので、中学受験関連の同じような本を借りて
ただいま、久しぶりの本に夢中状態です。
しかし、投資している会社の内容を知らなすぎる自分が、怖い!
損するはずだわ~。
株主優待狙いは、良いとして、それ以外は、リセットしたいです。
あまり勉強していませんが(^^;
公文は1冊だけ問題集を買いました。
公文は通うと高いです(笑)
確かに、赤ペン先生よりも公文ですね。
ベネッセは見送ります。
たぬきちくん さん コメントありがとうございます。
私は電機関連銘柄でさんざん損しました。
ずいぶん高い授業料で詳しくなりました。
角川書店で、書籍だけなら「ビリギャル」より「鹿の王」のほうが売れています。
しかし、マルチメディア展開が容易なライトノベルの爆発的な売上には霞んでしまいます。
今年は作家が執筆入りしていて裏年です。
にゃん7 さん こんにちは
しまじろうにはお世話になったので、ベネッセには頑張って欲しいです。
しかし、ベネッセに投資するなら海外事業の赤字が底打ちしてからのほうが良いです。
ただ、マック原田を社長にして、おそらく海外事業は赤字拡大するでしょう。
福武一族に優秀な跡継ぎがいなかったのでしょうけど、マック原田は人選間違いだと思います。
マック原田は、経営者と言えば経営者でしたが、アメリカ本部の指示のもとに動いていた面がほとんどでした。
福武書店のころからベネッセまで、ずっと福武一族の経営でしたから、福武一族に人を見る目が無かったのでしょう。