まはいさんのブログ
ソフトバンク ガンホー自社株買付けに応募
4/28自己株式の公開買付のお知らせ←IRリンク
ガンホーが珍妙な公開買付を開始です。
公開買付価格:425円
市場株価法からディスカウントしています。
買付額:830億円
それを425円で割り返した195,294,100株(保有割合:16.95%)が買付上限です。
4/28公開買付へ応募のお知らせ←IRリンク
ソフトバンクは188,235,200株(保有割合:16.34%)を応募します。
これにより、ガンホーは連結子会社から持分法適用会社に変更となり、支配喪失に伴う損失104億円を計上します。
800億円回収
ソフトバンクは保有するガンホー株式の一部を売却して800億円を回収します。
応募株数188,235,200株(保有割合:16.34%)は800億円を425円で割り返したものです。
ソフトバンクの個別決算では780億円の譲渡益が計上されます。
単純に考えると、ガンホーへの投資は40倍の投資成果です。
投資方針
ガンホーは東証一部上場が控えているから、市場株価からディスカウントした425円の公開買付に応募する投資家は少ないでしょう。
つまり、この公開買付はソフトバンクがガンホー株式を利益確定するためのアリバイでしょう。
ガンホーの第1四半期決算が減収減益なので、ソフトバンクとしては直接保有の8割を利益確定売りして連結子会社から外す機会としては絶好です。
ソフトバンクが売払う銘柄だから、私もガンホーを売却します。
ただ、自社株買いと東証一部上場で株価は騰がるはずなので、売り時はもう少し先です。
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関連銘柄:
ソフトバンクグループ(9984) ガンホー(3765) -
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gasp さん こんにちは
当初1,000億円で始めた福岡ソフトバンクホークスボンドが、今では年2回で年間7,000億円を集めます。
前年度は劣後債を含めて社債発行1兆円を突破し、全て即日完売、内国事業債市場のトップ企業になりました。
しかも、劣後債で金利2.50%、福岡ソフトバンクホークスボンドは球場招待券を加味しても金利2%に満たないです。
また、金銭消費貸借による銀行からの普通借入れも財務制限無しどころかノン・リコースで拡大しています。
このように、この1年のうちに年間1兆円は軽く調達できる財務体力を整えました。
資金調達には全く問題がありません。
以上の財務状況を踏まえると、ガンホーを一部売却して800億円を資金入手しても財務的な意味は薄いです。
そうなると、ガンホーへの投資回収、利益確定売りと考えるほうが自然と思います。
おそらく、ガンホーの東証一部上場の後に、ソフトバンクは残り全株を売却すると予想します。
ソフトバンクは天秤に架けてスーパーセルを取ったとしか思えません。
minoQ さん コメントありがとうございます。
世界的にカネ余りなので、ソフトバンクの度胸だけの問題という気もします。
ソフトバンクの格付はS&PでBB+だから、一歩歯車が狂えばデフォルトとまではいかないものの、連続して2,3手誤れば危険と評価されています。
とりあえず、スプリントで1手目の誤算だから、もう1,2手誤ると厳しいです。
そんな評価のソフトバンクが資金調達に困らないのだから、競合他社が本気で資金調達に動いたら事業で潰されかねません。
幸いなことに、ソフトバンクほどの度胸どころか格付Aでむしろ返済を優先している競合他社ばかりなので助かります。