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中国が金利自由化に向け預金保険制度導入へ
中国政府は、金融機関が破綻した際、預金を一定額まで払い戻す預金保険制度の導入を決め、制度草案を公表したそうです。
1カ月間の意見公募を経て、来年初めにも導入するそうです。
金利自由化に向けた措置の一環で、自由化後に各金融機関が厳しい競争にさらされる事態に備え、セーフティーネット(安全網)を設けるようです。
中国では2013年7月、貸出金利が一部を除いて自由化されましたが、預金金利は上限規制が残っており、これを撤廃すると、預金獲得のため、体力以上の高い金利を設定する中小金融機関が出てくると予想され、当局は安全網の整備を急いでいたそうです。
草案によると、預金を払い戻す上限は50万元(約965万円)で、金融機関が預金保険基金管理機構に納める保険料率は「基準料率」と「リスク別料率」の二つで算定するそうです。
日本の預金保険制度と異なり、破綻リスクの高い金融機関ほど料率が上がる方式を採用したそうです。
破綻リスクの低い大手国有銀行は導入に消極的だったといわれ、保険料率差別化は大手行への配慮とみられているようです。
結果的に上限額は日本とそれほど変わらないということでしょうかね。
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