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ヤフー パソコンの時代が終わり3度目の下方修正
パソコンの時代の終わり ↓ クリックで拡大
パソコン好きの私には非常にショッキングな発表でした。
いつかは来ると思っていましたが、パソコンがITの主役の座をスマホに譲る事態がデータで現れてしまいました。
10/29ヤフー第2四半期決算発表←リンク
第1四半期決算では、検索連動型広告の伸びの鈍化がサプライズでした。
今回の第2四半期決算では、検索連動型広告の伸びの鈍化の原因がユーザのパソコン利用の減少であることが示されました。
つまり、パソコンを主体とした事業は縮小する時代に入ったことが明らかとなり、3度目の下方修正です。
eコマース革命 vs 配送料値上げ
消費増税前の駆込み需要で過去最高を更新した国内EC取扱高ですが、4月以降は大幅に落ち込んでいます。
楽天の決算資料からも明らかですが、配送料値上げに伴うECサイトでの販売価格値上げがEC市場にブレーキを掛けていることは明らかです。
ヤフーは無料化を進めており、決算書には現れません。
しかし、思うようにEC取扱高が伸びておらず、EC市場そのものの成長が急減速しているためと推察されます。
下方修正
広告の伸び鈍化 ←パソコン利用の減少
eコマース革命長期化 ←配送料の値上げ
この2点が前回の下方修正の原因で、今回も同じです。
しかし、その理由に解決できない深刻な要因が有ることが明らかになりました。
スマホシフト
宮坂社長が就任直後から連呼していた「スマホシフト」の意味がようやく解りました。
しかし、パソコンの時代の終焉の前に「スマホシフト」を完了しようとして「爆速経営」してきたのに、予想外に早くパソコンの時代が終わりそうだと解った感じです。
投資方針
Y! mobile爆速スタートを期待して投資しましたが、想定外の長期戦に巻き込まれてしまいました。
加えて、パソコン時代の終焉という事態にまで巻き込まれてしまいました。
しかし、パソコン時代の終焉というパラダイム・シフトにヤフーは事前に準備しているほうの企業だと思いますので、むしろチャンスかも知れません。
保有継続か売却か、早めに結論を出す必要が有ります。
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関連銘柄:
LINEヤフー(4689) 楽天グループ(4755) -
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socialcolor さん コメントありがとうございます。
もともとパソコンは情報処理機であって情報通信機としてはオーバー・スペックです。
いずれ情報通信機に特化したスマホに道を譲るのは当然のことです。
そう3年前にソフトバンクの孫社長が言っていました。
ソフトバンク・グループはスマホシフトで他社に先行していると思いますが、広告に関してはスマホの画面が小さいという物理的制限で苦戦しています。
収益の柱が時代とともに衰えていくのは痛いです。
gasp さん コメントありがとうございます。
名古屋に出張していたので、ソフトバンクのIRをまだ読み込んでいません。
ECは、amazonの決算にも現れているように、急成長のステージから転換期に来ていると思います。
先読みできれば大きな投資成績に繋がりそうですが、専門外なので自重します。
企業の将来性では、ヤフーより楽天のほうが数段の上と思います。
ただし、楽天はストックオプションの乱発で株主は企業成長をほとんど享受できないから投資対象外です。