TAROSSAさんのブログ

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独バイエルが1.4兆円で米メルクの大衆薬事業を買収し世界2位

独製薬・化学大手のバイエルは、米製薬大手メルクの一般用医薬品(大衆薬)などコンシューマーケア事業を142億ドル(約1兆4500億円)で買収するそうです。
バイエルは買収で事業規模を74億ドルに拡大し、業界首位の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などを追い上げるようです。
製薬業界では各社が得意領域を絞り込む動きを強め、大型再編が進んでいるそうです。

バイエルは今年後半に買収を終える予定で、両社の事業を統合するそうです。
メルクはアレルギー治療薬「クラリチン」や日焼け止め「コパトーン」、足のケアブランド「ドクター・ショール」などを抱えており、2013年12月期の事業売上高は約22億ドルで、7割は米国内だったそうです。

バイエルの大衆薬事業は看板の鎮痛剤ブランド「アスピリン」や皮膚薬「ベパンテン」などを手がけ、世界各地に販路を持つそうです。
買収後は皮膚薬や胃腸薬の分野で最大手になり、北米の大衆薬市場でも首位に立つそうです。
メルクの製品群を世界各地の販路で扱い2017年までに4億ドルの増収効果を引き出し、統合で2億ドルのコスト削減も進めるそうです。

業界では、4月に英グラクソ・スミスクライン(GSK)が抗がん剤の製品群をノバルティス(スイス)に売却し、両社の大衆薬事業を合弁化することなどを発表しており、GSKは合弁会社に63.5%を出資して大衆薬を中核事業と位置付け、売上高の単純合算は100億ドルに達するそうです。

最大手のJ&Jのコンシューマー事業の売上高が147億ドル(13年12月期)にのぼるそうです。
相次いで欧州勢のGSKとバイエルが再編を決め、J&Jを追撃する形が鮮明になるようです。

日本の製薬業界はどうなんでしょうね。
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