ユリウスさんのブログ

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「石のもつエネルギー」 -今年一番の刺激的な本-

 昨日、梅田の紀伊国屋書店で偶然、大変刺激的な本を見つけたので慌てて買った。
書名は村瀬有著『石のもつエネルギー』、副題は「囲碁の科学と哲学(Science and Phirosophy of Go)」といいます。

 何が刺激的かというと、囲碁を考察して大変独創的なことです。本の帯に
「囲碁」は人間の知性と感性の総合力を結集した芸術である。本書は、千数百年の歴史の中で、始めて科学の力によりその深奥を探り、哲学によりその本質を究めたもので、囲碁の目指す新しい時代を創生し、広く囲碁界に資するものである。

とありますが、あながち誇大広告とは言えない素晴らしい内容だと思いました。ほんまもんの科学の眼と確乎とした哲学が備わった書で、今後の囲碁のイノベーションに必ずや寄与するに違いありません。

 翔年は大阪の「囲碁教育研究会」に所属して、囲碁の子供への教育方法や囲碁普及活動のやり方、囲碁ルールの研究、更には囲碁を科学によって究明する方法などを会の仲間と議論していますが、次回の研究会で、仲間にこの本を是非紹介したいと思いました。この本から、何か新しいテーマが得られそうな予感があります。

 昨日、本を買ってから南森町の「囲碁梁山泊」に行ったところ、そこでたまたま囲碁好きのM先生(阪大名誉教授)にお会いした。早速この本を見せたところ、先生もこの本に大いに興味を示されて、二人で囲碁談義が大いに盛り上がりました。先生も早速この本を入手したいとて、その場でパソコンからアマゾンに発注されていました。(笑)


 著者については囲碁界で名前を聞いたことはありませんが、著者略歴によりますと
現在界面科学技術機構代表、日本工学アカデミー会員、工学博士(東京大学)とありました。 


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