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現代人の悩みのタネ
朝日新聞(11/11/26)に,「現代人の悩みのタネ」と題した調査結果記事が掲載されている。回答者数は 2344人。
さて現代日本人はどんな悩みを抱えているのか? 下記は左から,悩みの原因の順位・タネ(悩みの内容)・回答者数(複数回答)・%。
1 健康 1029,43.9%
2 仕事・職場 791,33.8%
3 資産 768,32.8%
4 自分の性格・生き方 533,22.7%
5 子育て 475,20.3%
さて皆さんは,こうした数値をどう御覧になるだろう?
ざっくり言って,二人に一人が健康に何らかの難を抱え,三人に一人は仕事・職場や資産状況に悩みがあり,四〜五人に一人は自己肯定感が不十分,五人に一人は子育てに悩んでいる,ということになる。
これらの割合はおおよその傾向を示しているのだろうが,そのまま社会の実態とは受けとめない方がいいように思う。
そもそも母集団が,インテリがよく読むとされる(?)朝日を定期購読し,しかも回答時点で回答の意志やそのゆとりがあった方々である。朝日を手にしない,あるいは読んでいても「今はそれどころでない」という方はそもそも対象外である。
また上記は老若男女の合算であるから,加齢に伴い健康に悩みを持つ方は,3人に2人,4人に3人となっていく可能性が推測される。また回答者が全員子育て中ではないから,子育てについては5人に1人以上と解すべきである。また複数のタネが同一人物に複合している場合は多いだろう。八方塞がり? 想像するだけで,ちょっと怖くなるが。
豊かとされる日本社会を心豊かに生きていくのは,決して容易くはない。それが,昨今の(実は,痛切なまでの)実感である。
おはようございます。コメント,ありがとうございます。
やはり,やりたいことをやり,やりたくないことをやらずに済ませられるには,一定のお金が欠かせないでしょう。
例えば駅ナカの食べ物屋さんの厨房で,60代〜70代とおぼしき人が紙の帽子をかぶって働いている光景を見かける時,「やり甲斐をもって元気に働いているのなら,誠に同慶の至り。ただ手元不如意でやむなく,身体の不調を押して働いているのなら……」などと,余計なことを考えることがあります。
また,接客業なのに,慣れない手際に留まらず随分不機嫌な対応をされることが時にあり,そうした言動の背景をつい想像してしまいます。
何か、心の貧しい人の事件が多くなったように思います。生きる目的が見いだせない、見えていても実現しないので、心が荒んでしまうのではないでしょうか?
世の中はお金だけじゃないですが、お金がある程度ないと、心が貧しくなってしまうと思います。愛情はお金に替えられますが、お金だけでは愛情にならないですね。
こんにちは
はい、本当の豊かさを知ることなく、陽炎のむこうに見え隠れするものを必死に追いかけているようです