47歳と74歳

kfjさん
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最近世間を騒がせている企業と言えば,西の横綱・大王製紙,片や東のオリンパスだろう。それぞれに問題の性質は異なるが,(家庭)教育という観点から興味深いのは,前者である。

必要あって毎日目を通す新聞4紙や雑誌には,大王製紙元会長にまつわる様々なエピソードが紹介されている。

小学校時代,飛行機で東京の塾に通っていた,また近親者の結婚披露宴でそうそうたる賓客の大人に混じり,時事問題を引き笑いも取りながら実に巧みにスピーチをこなし「一体将来はどんな大物に?」と大向こうを唸らせた,またカジノの負けで作った借入金を焦って取り戻そうとしてさらに損失を拡大させたという,負けの王道を力強く踏み進んだここ数か月の経緯といい,メディアは読者の下世話な関心によく応えてくれる。

なお確かに,同氏や彼の父が経営者としては相当に優秀だったことは明白である。しかし双方ともに人格的には相当難があり,それが今回の致命的な災厄を長年に渡って準備したと思えてならない。

一言で言えば,卑しさである。あるいは,札束で人の頬を張り意のままに操ろうとする成金趣味と換言しても良い。成金は一代で勃興し身上を潰すのが通例だろうが,井川家は三代を通じて緩やかにきちんとその定石を踏んだ。

47歳の中年そして74歳の老人男性の目に,人生の越し方行く末は今それぞれにどのように映っているのだろうか。
2件のコメントがあります
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kfjさん
☆美味しいうどんさん

さっそくのコメント,ありがとうございました。

元会長,陰で「裸の大王」と呼ばれていたとか。

父子二人については身からドッサリ出た錆でしょうが,同社社員をはじめ迷惑を被った関係者が本当に気の毒です。例えば同社の営業部隊,嫌味の一つや二つも言われ,さぞかし仕事がしにくくなっているのではと推察します。

東京大学法学部卒と言えばエリート中のエリートですよね。

恵まれた家庭に生まれ学業も優秀、それが株の先物取引とFXで大損をこいた。

 

頭が良くても金があっても損をする世界。

 

株って怖いですね~~

 

そのあとがお粗末だったですね。カジノとは・・・博打で財を成した話を聞いた事はありませんものね。

 

私たちから言うとお隣の県で 昔大王製紙は倒産しましたよね。

大勢の犠牲の上に再興した訳ですから、カジノで自己破産とは悲しいですね。

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