母犬さんのブログ
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濃縮されると、薄いものも濃くなる
横浜で屋上堆積物からストロンチウム90検出
東京の世田谷区で2.7μSv/hの場所が判明
昨日は続けて首都圏で2つのニュースが出ました。
これを読むと実は関東圏でも思ったより原発事故の影響が…という印象を受けますが、「実はその地域全体の汚染が酷かった」というより、降った放射性物質の濃度が薄くても、それが濃縮されると 局所的に高汚染地点になる。ということのように思います。
たぶん3月4月の段階では、同じ場所を測っても ここまで高い放射線量ではなかったでしょう。
それが、時間が経つと 常に雨水などが流れ着く場所は濃縮が進み、高放射線量となる。
そういえば、東大アイソトープ総合センターの児玉教授も、『同じ公園の中でも、すべり台の下などでは雨が降る度に放射性物質が濃縮され、ミニホットスポットとなる』と発言されていました。
福島市周辺など 汚染されているという自覚がある地域では、放射性物質が溜まりやすい場所は 意識されて線量測定や除染などが行われているでしょうが、東京や神奈川ではそういった認識は これまではあまりなかったでしょう。
でも、放射性物質が洗い流されやすい場所と、それが溜まりやすい場所の差は、時間が経つほど顕著になるので、世田谷や横浜の港北区のように、測定してみたら 実はミニホットスポットになっていた…という場所は、他にも沢山ありそうな気がします。
今後は首都圏でも、地形や建造物の構造上 雨水の集中する場所を意識した方が良いかも知れません。特に子供が遊んだり興味を持ちそうな地点は…。
横浜市は記者会見を先延ばしにして、本件について語ろうとしません。
残念な市です・・・
引っ越したいが引っ越せない。
ストロンチウム90は核爆発で大量に拡散することが知られているが、
原発の緩やかな放射熱でも発生するのだろうか。
ストロンチウム90の半減期は非常に長いので、昔の中国辺りの核実験や最近の北朝鮮の核実験により日本に飛散した可能性も調べてもらう必要があるだろう。
戦後凄まじい回数の核実験が行われているので、ストロンチウムは調べれば日本だけでなく世界中で今でも検出されるだろう。