jojuさんのブログ

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少子化悲観論の誤り、内需拡大論の誤り

 人口の経済成長への寄与度については東大の吉川教授はじめ複数の経済学者が、それほど高くない旨の論文を書いています。 成長に効くのは生産性やイノベーション。

 生産性の高い国は、国際競争力も高く、外需(海外の消費人口)も取り込めるからそうなるのは当たり前。 そういう国は純資産も膨らむので、人口変動以上に一人当たりの豊かさが増し、消費も活発化して、内需(輸入)も盛り上がる。

 米国はまさにそういう状況です。 米国の過剰消費(輸入過多)、米国の衰退を指摘するヒトは、米国の輸出の伸びを見ていない。

 また、内需拡大論で、外需(輸出)の縮小が必要と言う論調があるが、これも間違い。 内需(輸入等)と外需は、上記のように、同じ方向に変化するからです。
 外需が縮小するような国は、内需も縮小してしまう。 逆に言えば、内需(輸入)が伸びる国は、外需も伸びてしまう。 ゆえに、輸出を減らして内需拡大を、というのは倒錯論調。
 大体、外需(輸出)が伸びても、内需(輸入等)が伸びるのであれば、何の問題もないのです。 輸出性悪論は誤り。
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