ユーロ円の週足をボリンジャーバンドで解く

[out of officeさん]

   

ボリンジャーバンドで見ても、パラボリックで見ても、さらなる上昇を感じさせる状況。しかしながら、このユーロ高がユーロの魅力からなされたものではないだけに、人為的に築かれたトレンドが、いつまで砂上に建ち続けるかは不明。5月22日、ルクセンブルクのユンケル首相兼財務相が「ユーロが一段高となればユーロ圏の景気回復を阻害する可能性がある」と述べたことからも、今後はユーロ高に対する政府筋の発言が増えてくることが予想される。やはり楽観視はできない。それらも含んでチャートからは上昇トレンドが浮かび上がっているわけだから、そこは素直に従うべきなのだが、虫の知らせというか、世界的に危機的な状況にある今は、無理やり上げたものを無理やり下げてくる可能性が気になって、簡単には長期のトレンドを確信するには至れない。ちなみにデイトレでは30分足をチェックするが、ボリンジャーバンドが21本でも26本でも、相場にうまくハマっていない様子が見てとれる。奇妙なブレが多くて分析しにくい。疑心暗鬼な状況の中、無理やり儲けようとするならやはり売りか。130円前後を行ったり来たりが、今の世界の心地よさだとおもうので、130円を超えれば売りスタンス、下げれば買いのスタンスで、あとはボリンジャーバンドやパラボリックと睨めっこしていればよさそう。今日はもしも午前中くらいに移動平均を割れれば、15時ころまでの下げを楽しむ展開・・・を期待したい。