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突然死はないが衰弱死がありうる欧州経済
欧州経済、、、ECBの頑張りで、流動性問題(Liquidity問題)、資金ショート、突然死のリスクは小さくなったけれども、支払い能力問題(Solvency問題)、衰弱死のリスクは依然大きく残存。
で、緊縮財政、景気低迷時に構造問題・資本規制に前のめり、インフレ過剰警戒(ECBは投入資金を不胎化)、、、、と、衰弱死のリスクを減じるのと逆の方策が取られている。
昨日、日曜の日経一面にも、金融緩和は時間を買う政策、その間に構造問題解決を、、というトンチンカンな論調(日銀総裁の請け売り)が掲げられてましたが、これではいけないのです。
市場原理の歪み=過剰なアンダーシュートを消失させる調整手段として、金融緩和は十二分に行われるべきだし(人間心理はアンダーシュートを助長するので、それを反転させるには、『十分』でなく、『十二分』な対応が必要)、アンダーシュートが完全に消失するまで金融緩和効果と逆行するような構造改革は行ってはいけないのです。
こういう視点で玉石混交の欧州政策を整理すると、欧州経済が世界経済に及ぼすダウンサイドリスクも読みやすくなる、と思います。
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