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日経225先物は11時30分時点、前日比430円安の3万8980円(-1.09%)前後で推移。寄り付きは3万9190円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9260円)を下回る形で、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後に3万9400円まで持ち直す動きもみられたが、前日の日中終値(3万9410円)には届かず、戻りの鈍さからショート優勢の展開になった。中盤にかけて節目の3万9000円を割り込むとショートの動きが強まり、一時3万8820円まで下げ幅を広げた。終盤にかけてはやや持ち直す動きをみせているが、25日移動平均線(3万9020円)水準では戻り待ち狙いのショートが意識された。
日経225先物は売り先行で始まった後は、前日の終値水準まで戻す動きをみせたものの、プラス圏を回復できなかったことでショートを仕掛けるきっかけになった。業績上方修正を発表した東京エレクトロン <8035> [東証P]が買われており、日経平均型を下支える形となったものの、ファーストリテイリング <9983> [東証P]の下げのインパクトで打ち消された。買い先行で始まったソフトバンクグループ <9984> [東証P]がその後下落に転じたことも、ショートに向かわせるきっかけになった。ただし、日経225先物は25日線水準で下げ渋る動きをみせており、同線を上回ってくるようだと、ショートカバー狙いのロングが入りやすいだろう。
NT倍率は先物中心限月で14.36倍と横ばいで推移。一時14.31倍に低下する場面もみられたが、75日・200日線(14.28倍)が支持線として意識されやすく、スプレッド狙いのトレードは限られているようだ。
株探ニュース
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