直近の企業業績はやや上向きですが、今後の景気減速懸念が気になります。２Ｑの上方修正が出たとしても株価は横ばい程度、出なければ失望売りで下落加速となりそうです。

PBRは現状で0.6台ですが、業種や市場環境を考慮するとPBR0.5前後が適正値であり、現時点では割高感があります。純資産が増加するか株価が下がるかのいずれかでPBR0.5付近に収束すると考えられます。
PERは6倍台で、数字だけ見れば割安に見えますが、景気減速懸念のある中で商社の分析にPERを用いるのは適切ではないと思います。

ここは配当性向30%を目途にしており、業績が悪化すると減配になることから、高配当銘柄狙いでの下値買いは入りにくいでしょう。年初来安値の654円で若干揉むかもしれませんが、中期的には25日移動平均線を目安に戻りを売る流れになりそうです。