スクエニＨＤが急反発、１５年３月期業績の従来予想上振れと１６年３月期連続増益予想を好感

　スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が急反発し年初来高値を更新した。１２日の取引終了後に発表した１５年３月期連結業績が、売上高１６７８億９１００万円（前期比８．３％増）、営業利益１６４億２６００万円（同５５．８％増）、純利益９８億３１００万円（同４９．０％増）となり、従来予想レンジの上限である売上高１６００億円、営業利益１６０億円を上回ったことが好感されている。
　家庭用ゲーム機向けタイトルで前の期に発売したタイトルのリピート販売が好調に推移したことや、期中にサービスを開始したスマートフォン向けゲーム「スクールガールストライカーズ」や「ファイナルファンタジー レコードキーパー」「乖離性ミリオンアーサー」などが好調に推移したことが上振れの要因という。なお、純利益は従来予想の７５億～１０５億円の範囲内だった。
　１６年３月期は、売上高２０００億～２２００億円（前期比１９．１～３１．０％増）、営業利益１７０億～２５０億円（同３．２～５１．７％増）、純利益１１０億～１８０億円（同１３．１～８５．１％増）を見込む。引き続きスマホ向けゲームが業績を牽引する見通しだ。

スクエニＨＤの株価は９時４８分現在２６９４円（△１７５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）