日プロが反落、１５年５月期業績予想を上方修正も市場予想に届かず利益確定売り先行

　日本プロセス<9651.T>が反落。３月３１日の取引終了後、１５年５月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の５３億５０００万円から５５億３１００万円（前期比４．９％増）へ、営業利益を同３億８５００万円から４億２５００万円（同１３．３％増）へ、純利益を同２億６６００万円から３億２００万円（同２５．３％増）へ上方修正したが、直近で上昇基調にあったことや、市場予想では営業利益４億５０００万円を見込むところもあり、これに届かなかったことから利益確定売りが先行しているようだ。
　上方修正は、上期の検収は少ない傾向と見込んでいたのに対して、一部では当初計画より検収が前倒しとなったほか、全社的に受注が堅調に推移し、新入社員の現場へのアサインが早期にできたことや、技術者の稼働率が向上し、瑕疵対応が減少したことなどが寄与したという。なお、同時に発表した第３四半期累計（６～２月）決算は、売上高４１億４９００万円（前年同期比９．６％増）、営業利益４億５００万円（同６５．８％増）、純利益２億６３００万円（同７２．８％増）だった。

日プロの株価は９時３８分現在１１８９円（▼６１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）