新年、10万円で買える好業績・高利回り【スタンダード】編 ＜新春特別企画＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ＳＢＩ証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。

　東証スタンダード上場企業では827銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は今期の経常利益が増益を見込み、かつ配当利回りが3.5％以上の企業に注目。加えて、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。

　下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額が50億円以上、(3)今期経常利益が増益、(4)配当利回りが3.5％以上、(5)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる28社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、利回り、PBRは12月29日現在)

なお、2日(火)に配信した「新年、10万円で買える好業績・高利回り【プライム】編」も併せてご覧ください。

　　　　　　　　　　最低投資　 ┌ 経常利益┐　　配当　　　　
コード 銘柄　　　　　　 金額　増益率　　今期　利回り　　 PBR
<6493> ＮＩＴＴＡＮ　　30500　　56.3　　2750　　3.93　　0.32
<1853> 森組　　　　　　33200　　25.8　　1000　　4.22　　0.78
<3242> アーバネット　　39600　　 7.5　　2300　　5.05　　0.92
<5363> ＴＹＫ　　　　　42700　　 4.0　　3950　　3.98　　0.51
<4620> 藤倉化　　　　　42800　　 181　　1500　　3.74　　0.34

<7247> ミクニ　　　　　43900　　24.8　　3300　　4.56　　0.42
<8737> あかつき本社　　44300　　57.9　　2300　　4.29　　0.90
<8291> 日産東ＨＤ　　　46100　　14.9　　7000　　4.12　　0.60
<6927> ヘリオスＴＨ　　49800　　 134　　1150　　5.02　　0.60
<7722> 国際計測　　　　50000　　 6.4　　 200　　4.00　　0.65

<8289> オリンピック　　52800　　1182　　2000　　3.79　　0.46
<7987> ナカバヤシ　　　55000　　 219　　3000　　4.00　　0.58
<7872> エステール　　　63000　　 295　　1240　　4.29　　0.49
<6189> Ｇキッズ　　　　64800　　49.5　　 480　　4.63　　0.76
<4728> トーセ　　　　　69800　　 4.3　　 554　　3.58　　0.81

<3553> 共和レ　　　　　71800　　 230　　1950　　3.90　　0.50
<2750> 石光商事　　　　77400　　 3.5　　1340　　3.62　　0.53
<2344> 平安レイ　　　　78700　　 5.0　　1708　　3.68　　0.47
<2927> ＡＦＣ－ＨＤ　　80000　　 8.1　　1788　　3.75　　0.85
<3173> コミニックス　　80100　　 5.3　　1110　　4.37　　0.74

<7823> アトネイチャ　　80100　　 8.1　　3821　　4.12　　0.98
<7670> オーウエル　　　81100　　22.1　　1200　　3.95　　0.42
<4231> タイガポリ　　　86500　　98.0　　3700　　4.05　　0.45
<8904> アバンティア　　88000　　22.3　　2400　　4.32　　0.46
<5237> ノザワ　　　　　89000　　72.6　　1980　　3.93　　0.54

<5368> 日本インシュ　　92000　　24.0　　1416　　4.02　　0.63
<9651> 日本プロセス　　96700　　 0.3　　 970　　3.72　　0.91
<5388> クニミネ　　　　99500　　31.1　　1800　　4.02　　0.59

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、利回り、増益率が％、PBRが倍。

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