沖縄電、今期経常を24％下方修正

　沖縄電力 <9511> [東証Ｐ] が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は42.1億円の黒字(前年同期は224億円の赤字)に浮上して着地した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の41億円の黒字→31億円の黒字(前期は487億円の赤字)に24.4％下方修正した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は11.1億円の赤字(前年同期は263億円の赤字)に赤字幅が縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は97.4億円の黒字(前年同期は131億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-18.7％→13.2％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　・2023年８月18日に開示しました2024年３月期の業績予想は、2023年７月27日に発生した具志川火力発電所石炭揚炭設備の損壊等に係る事象について、一定の前提条件のもと算定した影響額等を織り込んでおりました。・今般決定した石炭受入れ再開に向けた対応（2023年10月31日「具志川火力発電所における石炭揚炭設備の損壊について（第２報）」にて開示）を踏まえるとともに、最近の燃料価格の動向等を勘案し、業績予想を修正しましたので、お知らせいたします。・なお、配当予想の修正はございません。※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。