１６日の株式相場見通し＝ＦＯＭＣ前に見送り気分強まる

　１６日の東京株式市場は、現地１６～１７日に開催される米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を目前にして、見送り気分が一段と強まりそうだ。売り買いともに手控え傾向が顕著となるなかで、日経平均株価は続落を予想する。
　１５日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前週末比１０７．６７ドル安の１万７７９１．１７ドルと続落。ギリシャへの金融支援を巡る協議で、先行き不透明感が強まったとの見方から欧州株が売られた。これを受けて米株式市場でも続落の推移となり、ＮＹダウ平均株価は一時、２００ドルを超える下げとなる場面もあった。ナスダック総合指数は、同２１．１２９ポイント安の５０２９．９７３と続落。
　１６日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１２３円４０銭台での推移となっている。
　日程面では、眼科手術用染色剤の開発・販売、ｉＰＳ細胞由来網膜色素上皮細胞の再生医療用途の研究・開発・製造を手掛けるヘリオス<4593.T>がマザーズ市場に、自治体向けクラウドサービスなどの提供および移動体情報通信機器販売のスマートバリュー<9417.T>はジャスダック市場に、それぞれ新規上場する。このほか、４月の用途別鋼材受注に注目。海外では、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ、１７日まで）、米５月の住宅着工・完工件数が焦点になる。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）