2,066円
日本テレビホールディングスのニュース
■KYB <7242> 3,200円 (+170円、+5.6%)
KYB <7242> が急反発。前週末5日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を3650億円から3800億円(前期比15.8%増)へ、営業利益を210億円から255億円(同39.4%増)へ、純利益を160億円から170億円(同0.5%減)へ上方修正したことが好感された。経済活動の再開による需要回復が顕著だったことに加えて、免震・制振用オイルダンパーに関する製品保証引当金の繰り入れや取り崩しを行った影響を織り込んだとしている。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高1858億8200万円(前年同期比33.9%増)、営業利益137億9700万円(前年同期26億7100万円の赤字)、最終利益95億200万円(同37億5700万円の赤字)だった。
■イハラサイエ <5999> 2,266円 (+118円、+5.5%)
イハラサイエンス <5999> [JQ]が3日続伸し、年初来高値を更新した。同社は5日取引終了後に、22年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しを前期比41.3%増の37億円(従来予想は34億円)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高の見通しも同28.3%増の185億円(従来予想は170億円)に上方修正。半導体製造装置の需要増を追い風に、足もとでクリーンな環境に対応した継手やバルブ、配管ユニットといった関連製品の受注が拡大していることが主な要因だとしている。
■霞ヶ関C <3498> 4,525円 (+225円、+5.2%)
霞ヶ関キャピタル <3498> [東証M]が続急伸。前週末に400円を超える上昇で上場来高値を更新したが、8日は朝方目先筋の利益確定売りに安く始まったものの、その後切り返して連日の上場来高値更新と気を吐いた。不動産コンサルビジネスを主力に、太陽光・風力・バイオマスなどの再生可能エネルギーを対象とした開発・事業投資にも注力し脱炭素関連株の一角として存在感を示している。21年8月期は大幅増収効果を反映し営業利益が前の期比4倍となる13億2800万円と急拡大、続く22年8月期も電子商取引(EC)市場の拡大などを背景とした物流施設売却などが好調に進むと予想され、収益成長トレンドの継続を見込んだ買いが活発化した。
■田中化研 <4080> 1,445円 (+69円、+5.0%)
田中化学研究所 <4080> [JQ]が5連騰。株価は10月27日にマドを開けて買われた後も利益確定売りを吸収し、陽線連打で異色の上昇波を形成中。 リチウムイオン電池向け正極材料を主力に手掛けるが、世界的なEVシフトの動きが基幹部品であるリチウムイオン電池の需給を逼迫させた状態にあり、同社のビジネスチャンス拡大につながっている。ここニッケルやコバルトの市況高騰の影響も反映し利益が急増しており、22年3月期営業利益は従来予想の6億5000万円の赤字から一転して8億円の黒字に修正したことでポジティブサプライズとなった。
■TIS <3626> 3,275円 (+150円、+4.8%)
TIS <3626> が大幅反発し年初来高値を更新。5日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を4700億円から4800億円(前期比7.1%増)へ、営業利益を485億円から520億円(同13.7%増)へ、純利益を322億円から380億円(同37.2%増)へ上方修正したことが好感された。顧客のデジタル変革需要をはじめとするIT投資ニーズへの対応に加えて、前期に子会社化した企業の業績が反映されたことなどで、上期業績が計画を上回って着地したことが寄与する。また、高付加価値ビジネスの提供や生産性向上施策の推進などに取り組んだことも寄与する。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高2343億3200万円(前年同期比10.9%増)、営業利益238億6600万円(同31.1%増)、純利益155億2100万円(同51.0%増)だった。
■堺化学 <4078> 2,168円 (+87円、+4.2%)
堺化学工業 <4078> が大幅反発。同社は8日午後2時20分頃に、22年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しを前期比62.6%増の70億円(従来予想は60億円)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高の見通しも同5.8%減の800億円(従来予想は773億円)に上方修正。足もとで積層セラミックスコンデンサー向け誘電体及び誘電体材料が車載用途向けや通信機器向けに好調なほか、酸化チタンがグラビアインキ向けを中心に各用途で伸長していることが主な要因だとしている。
■ヒラノテク <6245> 2,932円 (+111円、+3.9%)
ヒラノテクシード <6245> [東証2]が大幅反発、一時129円高の2950円に買われ3月17日につけた2985円の年初来高値に接近する展開となった。同社は塗工機関連機器を主力展開しコーティング技術の高さに定評がある。前週末5日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の31億円から43億円(前期実績25億6000万円)に大幅増額しており、これを材料視された。コロナ禍において抑制されていた経済活動が回復に向かうなかビジネス環境に追い風が強まっており、部品の供給不足や鋼材の高騰などのリスクをこなし収益の伸びが加速する見通し。また、好業績を背景に今期年間配当を従来計画の40円から56円に(前期実績は37円)と16円も上乗せしており、買い人気を助長した。
■ミネベア <6479> 3,140円 (+115円、+3.8%)
ミネベアミツミ <6479> が大幅反発。同社は8日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高1兆500億円(前期比6.2%増)を据え置いたものの、営業利益を870億円から900億円(同75.9%増)へ、純利益を680億円から720億円(同85.8%増)へ上方修正すると発表した。また、未定としていた年間配当予想を36円(前期は36円)と開示しており、これらが材料視された。あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益は446億3300万円(前年同期比2.1倍)だった。上期業績及び直近の状況を踏まえ、通期見通しを上方修正するとしている。
■郵船 <9101> 7,730円 (+280円、+3.8%)
日本郵船 <9101> が3日ぶり反発に転じた。海運株は好業績で割安感が強いものの、個人投資家の信用買いなどが高水準で、前週は株式需給悪から大きく調整を強いられた。しかし、郵船の時価はPERが2倍を割り込み、配当利回りが10%を超えるという超割安水準にあり、機関投資家とみられる押し目買いを誘導した。
■サイバダイン <7779> 408円 (+12円、+3.0%)
CYBERDYNE <7779> [東証M]が大幅反発。8日昼ごろ、米国子会社を通じて外来リハビリテーションを運営する米RISE社を買収すると発表しており、今後の業容拡大を期待した買いが入ったようだ。同社は、米国市場において医療用ロボットスーツ「HAL」を活用したサイバニクス治療のサービス事業の展開を目指しており、今回の買収は全米展開の第一歩となる。なお、RISE社は今第3四半期から連結子会社となる予定で、これによる連結業績への影響は現在精査中としている。
■日テレHD <9404> 1,307円 (+35円、+2.8%)
日本テレビホールディングス <9404> が3日続伸。同社は5日取引終了後、22年3月期業績予想について、売上高を3950億円から4000億円(前期比2.2%増)へ、営業利益を390億円から460億円(同33.2%増)へ、純利益を300億円から410億円(同70.5%増)へ上方修正すると発表しており、好感された。あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益は243億4100万円(前年同期比2.7倍)だった。メディア・コンテンツ事業における日本テレビ放送網のスポット収入が当初の会社計画を上回る見込みであることやコストコントロールの進捗、第3四半期(10-12月)において投資有価証券売却益を計上する見込みであることなどにより、通期見通しを上方修正するとしている。
■芝浦 <6590> 7,780円 (+200円、+2.6%)
芝浦メカトロニクス <6590> が反発。同社は5日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高480億円(前期比7.2%増)は据え置いたものの、営業利益を40億円から42億5000万円(同43.7%増)へ、純利益を21億円から25億円(同26.9%増)へ、年間配当予想を170円から200円(前期は110円)へ上方修正すると発表しており、好感された。半導体分野の拡大による製品構成の変化などから、当初の会社計画に対して増益の見通しとなったため。あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益は18億4600万円(前年同期比12.2%増)となり、会社計画の17億円を上回った。半導体分野の拡大に伴うものとしている。
■INPEX <1605> 970円 (+24円、+2.5%)
INPEX <1605> が続伸。前週末5日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を1兆1340億円から1兆2200億円(前期比58.2%増)へ、営業利益を5130億円から5880億円(同2.4倍)へ、純利益1700億円から1850億円(前期1116億9900万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。上方修正は今期3度目で、第3四半期業績が想定を上回ったことに加えて、原油価格の上昇を受けて下期想定の原油レートを1バレル=65.0ドルから74.1ドルに見直した。なお、第3四半期累計(1-9月)決算は、売上高8492億1400万円(前年同期比43.3%増)、営業利益4023億7600万円(同2.1倍)、最終損益1377億2200万円の黒字(前年同期1254億2700万円の赤字)だった。同時に、上限を8000万株(発行済み株数の5.48%)、または700億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は21年11月8日から22年1月31日までで、資本効率の向上及び株主還元の充実を図るためとしている。
■太陽誘電 <6976> 5,920円 (+120円、+2.1%)
太陽誘電 <6976> が反発。株価は9月16日に年初来高値7710円をつけてからは大幅な調整を入れていたが、満を持して戻りに転じてきた。同社が前週末5日取引終了後に22年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の550億円から640億円(前期比57%増)に大幅増額しており、これを好感する買いを呼び込んだ。通信機器の高機能化や自動車・情報インフラの電装化が進展するなか、主力のセラミックコンデンサーが最先端商品などを中心に好調で業績を牽引している。今期2度目の上方修正でその分株価に与えるインパクトも大きくなった。また、好業績を背景に今期年間配当を従来計画の60円から80円に20円上乗せ(前期実績比では40円の増配)しており、これも物色人気を増幅させた。
■スターツ <8850> 2,741円 (+45円、+1.7%)
スターツコーポレーション <8850> が4日ぶりに反発。同社は8日午前11時に、22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益が101億6600万円(前年同期比6.4%増)となり、通期計画225億円(前期比2.0%増)に対する進捗率は45.2%だったと発表したが、上期の営業増益への転換が好感されたようだ。上期は新型コロナウイルス感染症拡大の長期化により、ホテル・レジャー事業では引き続きマイナスの影響を受けた。一方、建設事業では受注高が順調に推移し、賃貸仲介事業及び不動産管理事業では管理物件数の増加に伴う仲介手数料、管理手数料が増加、出版事業では書籍や電子書籍などの販売が好調に推移したとしている。
■アシックス <7936> 2,978円 (+40円、+1.4%)
アシックス <7936> が続伸し年初来高値を更新。前週末5日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、営業利益を145億円から200億円(前期39億5300万円の赤字)へ、最終利益を25億円から40億円(同161億2600万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。売上高は3950億円(前期比20.1%増)の従来見通しを据え置いたものの、北米や欧州を中心にパフォーマンスランニングが全地域で計画を上回って推移していることが要因。また、販管費コントロールの強化なども利益を押し上げるという。なお、第3四半期累計(1-9月)決算は、売上高3222億700万円(前年同期比29.8%増)、営業利益357億8500万円(同10.9倍)、最終利益190億7300万円(前年同期34億800万円の赤字)だった。
※8日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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