4,060円
TBSホールディングスのニュース
■メタリアル <6182> 1,512円 (+300円、+24.8%) ストップ高
メタリアル <6182> [東証G]がストップ高。8日の取引終了後に子会社ロゼッタが新たな事業として、チャットGPTなどによるAI(人工知能)関連製品群を企業のビジネスソリューションとして活用するためのプラットフォーム「Metareal AI(メタリアル・エーアイ)」の提供を開始すると発表。これを材料視した買いが膨らんだ。多業種総合メタバースサービスを提供するMATRIX(東京千代田区)と共同で行う。ロゼッタの顧客向けに4月3日からベータ版の提供を行い、一般向けには5月31日からサービス提供を始める。同件の業績への影響について会社側では、直前連結会計年度の売上高の10%を超過する売上高増加が発生すると見込んでいる。
■東邦金 <5781> 1,568円 (+300円、+23.7%) ストップ高
東邦金属 <5781> [東証S]がストップ高。9日午後1時30分ごろ、新開発の異種金属接合法を用いた核融合炉用高熱負荷機器開発が重要マイルストーンを通過したと発表しており、好材料視された。東邦金と核融合科学研究所(岐阜県土岐市)は、核融合炉を構成する重要機器の1つであるダイバータの開発を共同で推進しているが、ダイバータには高い耐熱性能と除熱性能の両立が求められており、高融点金属であるタングステンと高熱伝導特性を有する銅合金を接合する技術の確立が不可欠となっている。研究グループは、従来のロウ付けなどの接合法に替わる、新たな異種金属接合技術を開発し、ダイバータや産業機器への応用を目指してきたが、今回、新開発の異種金属接合技術を用いて製作したダイバータが、高温プラズマ照射環境下での試験に成功し、同技術の高い信頼性が確認できたとしている。なお今後は、将来の核融合炉への実装を目指し、国内外の大型プラズマ実験装置における実験を計画しているという。
■ピアラ <7044> 645円 (+100円、+18.4%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。ピアラ <7044> [東証P]がストップ高。8日の取引終了後、投資事業を行う子会社ピアラベンチャーズが運営するファンドが、HRテック事業を展開するHRクラウド(東京都千代田区)への投資を実行したと発表したことが好感された。HRクラウドは、採用に関する業務を一元的に管理するクラウド型サービス「採用一括かんりくん」と採用支援の2軸のサービスを提供する企業。今回の投資は「採用一括かんりくん」が サブスクリプション型のSaaSで、ピアラがこれまでメインでマーケティングを行ってきたコンシューマー向けサブスクリプション型ビジネスのマーケティング手法の多くを転用できることから、今後より高い成長が見込めると判断したことが要因。また、今回の投資をきっかけに互いの知見を生かすことで、双方の売り上げ拡大が期待できるとしている。
■インフォR <9338> 10,500円 (+1,500円、+16.7%) ストップ高
INFORICH <9338> [東証G]がストップ高。8日の取引終了後、3月31日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性を高め投資家により投資しやすい環境を整えるとともに、投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。
■サンケン <6707> 11,700円 (+1,500円、+14.7%)
東証プライムの上昇率2位。サンケン電気 <6707> [東証P]が5日続急騰。 パワー半導体の大手で、車載向けなどで高水準の需要を取り込んでおり業績は絶好調に推移している。23年3月期営業利益は前期比71%増の235億円と急拡大を見込み、大幅に過去最高更新となる見通し。市場では「パワー半導体は今後電気自動車(EV)向けで一段の成長が約束された市場で、同社の中期成長力に対する期待は大きい。直近では、三菱UFJモルガンが投資判断をBuyに引き上げ、目標株価を6800円から1万3300円に引き上げたことも追い風となっているが、時価は既に1万円を超えており、(目標株価とのカイ離が大き過ぎて)実勢に近づけたというのが本当のところだろう」(中堅証券ストラテジスト)という声が出ていた。それくらい株価の上昇ピッチが速いともいえる。時価は2006年1月につけた1万1600円(修正後株価)の上場来高値を約17年2ヵ月ぶりに上回り最高値更新となった。
■Bガレージ <3180> 3,980円 (+470円、+13.4%)
東証プライムの上昇率3位。ビューティガレージ <3180> [東証P]が4日ぶりに急反騰。同社はサロン向けに美容関連機器や化粧品の販売を行っているが、ネット経由の販売が好調で業績を押し上げている。8日取引終了後に発表した23年4月期第3四半期(22年5月-23年1月)決算は営業利益が前年同期比6%増の8億3400万円と増益を確保した。特に第3四半期単独(22年11月-23年1月)に限ると、同利益は前年同期比63%増と伸びが顕著となっており、これを評価する買いが流入する格好となった。
■トレファク <3093> 1,328円 (+94円、+7.6%)
東証プライムの上昇率5位。トレジャー・ファクトリー <3093> [東証P]が4日続急伸。8日の取引終了後、2月の月次売上概況(単体)を発表した。既存店売上高は前年同月比13.6%増となった。前年同月と比べ休日が1日少ないなかにあっても高い伸びを示しており、堅調な業況を評価した買いが集まったようだ。全店ベースでは同26.1%増だった。月後半からの気温上昇で春物衣料の販売が順調に立ち上がるなど、衣料が好調だった。外国人観光客向けの販売が回復しブランド品も好調に推移した。
■ミズノ <8022> 3,740円 (+250円、+7.2%)
東証プライムの上昇率7位。ミズノ <8022> [東証P]が6日続急伸し、連日で昨年来高値を更新した。9日午後7時にWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表チームの初戦である中国戦を控え、公式ユニホームサプライヤーである同社に物色人気が集中したようだ。同社はレプリカユニホームをはじめ公式グッズを展開しており、日本チームの躍進が期待されるなかグッズ売り上げも好調と伝えられており、業績への貢献も期待されている。
■Jテック・C <3446> 3,010円 (+194円、+6.9%)
東証プライムの上昇率8位。ジェイテックコーポレーション <3446> [東証P]が4日ぶりに急反発。今週に入り調整色をみせていたが、目先売り物が一巡し75日移動平均線との上方カイ離修正を経て再浮上の兆しを見せた。理化学研究所向けを中心にナノレベルでも最先端を行く超高精度X線集光ミラーを納入。更に新規に立ち上げた機器開発事業では半導体向け次世代研磨装置を開発し、今後の展開に期待が高まっている。同社が技術的に開発に成功している次世代研磨装置は、多方面から引き合いが旺盛で、既に受注実績もある。CARE方式の研磨装置やプラズマ援用研磨装置など複数あり、今月末にはこれらの表面先端加工技術の紹介を目的としたプライベートセミナーを開催する予定にある。
■モビルス <4370> 792円 (+50円、+6.7%)
モビルス <4370> [東証G]が急反発。9日午後1時ごろ、同社とトランス・コスモス <9715> [東証P]が、オリエントコーポレーション <8585> [東証P]のチャットサポートにセキュア・コミュニケーション機能サポートツール「Secure Path(セキュアパス)」を提供したと発表。同ツールは、モビルスが独自開発した顧客対応におけるセキュリティー課題を解決するもの。これを利用することで、チャットサポートにおいて顧客の個人情報を安全にオペレーターが受け取ることができ、本人を特定した上での個別対応を行うことができるという。
■TBSHD <9401> 1,935円 (+108円、+5.9%)
東証プライムの上昇率10位。TBSホールディングス <9401> [東証P]が急反発、上値追い態勢を加速させた。野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が8日、開幕した。注目される9日の日本の初戦・中国戦がTBS系列で放送されることから、これが株価を刺激する手掛かり材料となった。また、宇宙ベンチャー初のIPOとして ispace <9348> [東証G]の上場が足もと話題を呼んでいるが、TBSHDはその大株主に名を連ねており、これも刺激材料として意識されたようだ。
■WA <7683> 2,980円 (+164円、+5.8%)
ダブルエー <7683> [東証G]が急反発。8日の取引終了後、集計中の23年1月期連結業績について、売上高が173億9700万円から175億9800万円(前の期比12.1%増)へ、営業利益が9億100万円から11億8600万円(同14.4%増)へ、純利益が4億7900万円から6億8900万円(同2.5%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。ダブルエーで宣伝を強化した「跳べるパンプス」などの定番商品が好調に推移したほか、卑弥呼で新たに投入した商品カテゴリーが功を奏し新規顧客の獲得につながったことが寄与した。また、新型コロナウイルスの早期収束により香港子会社の回復が早まったことも貢献した。
■ミライアル <4238> 1,653円 (+90円、+5.8%)
ミライアル <4238> [東証S]が3日ぶりに急反発。8日の取引終了後に発表した23年1月期連結決算が、売上高142億6500万円(前の期比22.3%増)、営業利益24億5700万円(同29.4%増)、純利益15億7000万円(同12.3%増)となり、従来予想の営業利益22億3000万円を上回って着地したことが好感された。旺盛な半導体需要の継続により、半導体ウエハー関連容器などが好調だった。また、生産性向上効果も利益を押し上げた。24年1月期は、通期予想は合理的な予想の算定が困難であるとして開示していないものの、第1四半期(2-4月)予想を発表。売上高40億円(前年同期比8.8%増)、営業利益7億円(同18.0%減)、純利益5億円(同17.0%減)を見込む。
※9日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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