川上塗料、東海運、リンコーなどロシア関連株に再攻勢◇

　川上塗料<4616.T>が１２％を超える急上昇をみせたほか、東海運<9380.T>やリンコーコーポレーション<9355.T>などロシア関連の中小型株に再び物色の矛先が向いている。

　今週１５日にロシアのプーチン大統領が訪日し、山口県で安倍首相との首脳会談が予定されており、北方領土問題の進展や日ロ間の経済協力を巡っての思惑がマーケットで高まっている。川上塗料は１９９１年からロシア国営のガスプロム社に天然ガスパイプライン用塗料を納入した実績を持っていることから関連銘柄として、投機資金のターゲットとなっている。またロシア向け輸送に強みを持つ東海運や、新潟市と佐渡でホテル経営も行っている新潟地盤の港湾運送業大手リンコーコーポレーションなども、買い直される展開となった。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）