ファイズが急反発、１対２株の株式分割と東証１部変更目指し立会外分売実施へ

　ファイズ<9325.T>が急反発している。前週末１０日の取引終了後、９月３０日を基準日として１対２株の株式分割を実施すると発表。あわせて、東証１部への市場変更に向け、分泌状況の改善と流動性向上を目的に１６万株の立会外分売（分売予定期間９月３日から７日まで）を実施すると発表しており、これらを好材料視した買いが入っている。

　同時に発表した第１四半期（４～６月）単独決算は、売上高２０億１３００万円（前年同期比３０．２％増）、営業利益１億９００万円（同１６．９％増）、純利益７０００万円（同１６．９％増）だった。主要顧客の通販関係荷量が伸長したことは新規顧客へのサービスを開始したことで、主力のオペレーションサービスが好調に推移。なお、１９年３月期通期業績予想は、売上高９０億３００万円（前期比２１．２％増）、営業利益５億１８００万円（同１０．３％増）、純利益３億８００万円（同２．２％増）の従来見通しを据え置いている。

　さらに、今年１０月１０日に設立５周年を迎えることから、９月末時点で１００株（１単元）以上を保有する株主に対して、八代目儀兵衛（京都市下京区）の料理米「結」４合を贈呈すると発表しており、これらも好材料視されているようだ。

出所：minkabuPRESS