トランシティ、前期経常を3％下方修正

　日本トランスシティ <9310> [東証Ｐ] が5月2日後場(14:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の92億円→89.5億円(前の期は83.6億円)に2.7％下方修正し、増益率が9.9％増→7.0％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の37.2億円→34.7億円(前年同期は42億円)に6.7％減額し、減益率が11.3％減→17.3％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期連結業績につきましては、倉庫業において全般的に荷動きが鈍化したことから保管収益が増加し、国際複合輸送業において海上輸送および海外現地法人の収益が想定より堅調に推移したことなどから、売上高につきましては前回公表した予想を上回る見込みとなりました。また、利益につきましては、物価上昇に伴う仕入原価の高騰ならびに営繕費などの一時費用の増加により、前回公表した予想値を下回る見込みとなりました。　以上の理由から通期の連結業績予想を上記のとおり修正いたします。　前述の業績予想につきましては、当社グループが現時点で入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因により、予想数値と異なる場合があります。