東陽倉、上期経常を一転3％増益に上方修正、通期も増額、配当も実質10％増額

　東陽倉庫 <9306> [東証Ｓ] が10月26日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8億円→9.7億円(前年同期は9.4億円)に21.3％上方修正し、一転して2.5％増益見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の16億円→17.5億円(前期は18.7億円)に9.4％上方修正し、減益率が14.6％減→6.6％減に縮小する見通しとなった。

　同時に、今期の上期配当を従来計画の5円→5.5円に増額し、下期配当も従来計画の25円→27.5円に増額修正した。年間配当は33円(前期は5→1の株式併合前で10円)となり、23年9月に実施した5→1の株式併合を考慮すると、実質10.0％増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　物流事業における更なる合理化の推進及び持分法による投資利益の増加等により第２四半期累計期間の連結業績予想を修正するものであります。また、通期における連結業績予想につきましても、第２四半期累計期間の状況を勘案し、上記の通り修正いたします。

　当社の剰余金の配当は、安定配当の維持を基本としながら、配当性向、将来の事業展開のための内部留保の充実など、総合的に勘案して決定しております。本日公表の業績予想の修正及び今後の事業展開等を踏まえ、中間配当予想（株式併合前）を１株当たり５円から50銭増額し、１株当たり５円50銭に、期末配当予想（株式併合後）を１株当たり25円から２円50銭増額し、１株当たり27円50銭に修正するものであります。なお、上記の業績予想等は、現時点において当社が入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は、様々な要因により予想値と大きく異なる可能性があります。