スカイマークが急伸、国際線参入の大幅見直し検討と伝わる

　スカイマーク<9204.T>が急伸。株価は一時、前日比３４円高の３２２円まで買われている。「国際線参入の大幅な見直しを検討する」とＮＨＫがこの日伝えたほか、エアバスの超大型旅客機「Ａ３８０」に対して、スカイマークが発注した契約取り消しで合意したとの一部外国通信社の報道が流れた。これを受け、寄り付きの株価は小安く始まったが、その後、買いが膨らみ一時前日比１０％超上昇した。
　同社は、ことしから国際線に本格参入するため、エアバスの「Ａ３８０」型機などの購入計画を表明していた。しかし、業績の悪化に加え、円安で旅客機の購入費用が膨らむことから、旅客器の購入をキャンセルすることも含め計画の見直しを検討しているという。国際線への参入を来年以降に見直し、航空機は他の小型機種への変更も考慮する模様だ。
　エアバスとの契約を見直す場合、違約金などの支払いが発生する可能があるが、この日の株式市場は、国際線参入の見直し報道を前向きに受け止めている格好だ。

スカイマークの株価は１０時１５分現在３０２円（△１４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）