明治海、今期経常を4.8倍上方修正、未定だった配当は2円増配

　明治海運 <9115> が1月29日後場(13:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比34.5％減の21.9億円に落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の4億円→19億円(前期は47億円)に4.8倍上方修正し、減益率が91.5％減→59.6％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の3.1億円の赤字→11.8億円の黒字(前年同期は31.9億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は7円(前期は5円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比19.6％減の14.8億円に減り、売上営業利益率は前年同期の17.5％→7.9％に急低下した。

株探ニュース