丸全運、前期経常を2％上方修正・最高益予想を上乗せ

　丸全昭和運輸 <9068> が4月12日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の100億円→102億円(前の期は94.7億円)に2.0％上方修正し、増益率が5.5％増→7.6％増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の70億円→67億円(前の期は80.3億円)に4.3％下方修正し、減益率が12.8％減→16.6％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の53億円→55億円(前年同期は50.5億円)に3.8％増額し、増益率が4.9％増→8.8％増に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルスの感染拡大の収束が長引いていることから、国内外の荷動きの回復が遅れていることにより、売上は予想を下回る見込みとなり、上記の通り下方修正いたします。　尚、利益につきましては、業務の効率化と経費節減によりコスト削減に努めた結果、予想を若干上回る結果になると見込んでおります。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。