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日新のニュース
■今後の見通し
1. 2023年3月期の業績見通し
2023年3月期の連結業績について日新<9066>は、2022年10月31日に上方修正を発表し、売上高で210,000百万円(前期比9.0%増)、営業利益で13,000百万円(同42.9%増)、経常利益で14,000百万円(同42.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で9,800百万円(同53.9%増)と見込んでいる。
同社では、物流事業でのスポット案件の取り扱いや、好市況については徐々に収束に向かうと予想している。一方、為替の円安進行に伴い売上・利益の増加が見込まれる。旅行事業では、主力の業務渡航の取り扱いで引き続き回復基調が見込まれることから、通期予想を上方修正した。期初計画では第2四半期に業績が落ち込むと予測されていたが、実際には好調を維持している。これは、物流の混乱が続いていることも一因と考えられる。弊社では、物流の混乱による特需は2022年末まで続く可能性が高いと見ている。
2. セグメント別計画
(1) 物流事業
売上高は前期比7.7%増の203,400百万円、営業利益は同30.7%増の12,500百万円を見込んでいる。コロナ禍から端を発した物流の混乱は徐々に正常化され、物流市場は落ち着きを取り戻しつつある。日本及びアジアでは、物流スペースの需給逼迫も緩和され、スポット貨物も減少傾向にあるようだ。また、春節(2023年1月22日)の影響により、日本及び中国の貨物取り扱いは減少する見通しだ。一方、米州は、西岸の滞船は解消されたものの鉄道ターミナルの混乱が継続していることから、代替ルート需要は当分続くと弊社では見ている。
(2) 旅行事業
売上高は前期比112.0%増の5,300百万円、営業損失は50百万円(前期は1,053百万円の損失)を見込んでいる。海外業務渡航の取り扱い人数は徐々に回復に向かっており、順調に売上が回復している。利益面では、国内外の経済回復状況や業務渡航者数の拡大に加え、社内体制整備による合理化で低コスト体質に転換していることから、通期業績予想を上回り黒字転換する可能性が高いと弊社では見ている。
(3) 不動産事業
売上高は前期比2.3%減の1,300百万円、営業利益は同4.5%増の800百万円を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
<NS>
1. 2023年3月期の業績見通し
2023年3月期の連結業績について日新<9066>は、2022年10月31日に上方修正を発表し、売上高で210,000百万円(前期比9.0%増)、営業利益で13,000百万円(同42.9%増)、経常利益で14,000百万円(同42.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で9,800百万円(同53.9%増)と見込んでいる。
同社では、物流事業でのスポット案件の取り扱いや、好市況については徐々に収束に向かうと予想している。一方、為替の円安進行に伴い売上・利益の増加が見込まれる。旅行事業では、主力の業務渡航の取り扱いで引き続き回復基調が見込まれることから、通期予想を上方修正した。期初計画では第2四半期に業績が落ち込むと予測されていたが、実際には好調を維持している。これは、物流の混乱が続いていることも一因と考えられる。弊社では、物流の混乱による特需は2022年末まで続く可能性が高いと見ている。
2. セグメント別計画
(1) 物流事業
売上高は前期比7.7%増の203,400百万円、営業利益は同30.7%増の12,500百万円を見込んでいる。コロナ禍から端を発した物流の混乱は徐々に正常化され、物流市場は落ち着きを取り戻しつつある。日本及びアジアでは、物流スペースの需給逼迫も緩和され、スポット貨物も減少傾向にあるようだ。また、春節(2023年1月22日)の影響により、日本及び中国の貨物取り扱いは減少する見通しだ。一方、米州は、西岸の滞船は解消されたものの鉄道ターミナルの混乱が継続していることから、代替ルート需要は当分続くと弊社では見ている。
(2) 旅行事業
売上高は前期比112.0%増の5,300百万円、営業損失は50百万円(前期は1,053百万円の損失)を見込んでいる。海外業務渡航の取り扱い人数は徐々に回復に向かっており、順調に売上が回復している。利益面では、国内外の経済回復状況や業務渡航者数の拡大に加え、社内体制整備による合理化で低コスト体質に転換していることから、通期業績予想を上回り黒字転換する可能性が高いと弊社では見ている。
(3) 不動産事業
売上高は前期比2.3%減の1,300百万円、営業利益は同4.5%増の800百万円を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
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