日新、前期経常を一転5％増益に上方修正

　日新 <9066> が5月6日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の25億円→43億円(前の期は41.1億円)に72.0％上方修正し、一転して4.5％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の18.8億円→36.8億円(前年同期は18億円)に95.3％増額し、増益率が4.6％増→2.0倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021 年１月～３月期は日本での緊急事態宣言発令（一部地域）や中国春節、航空需要の減少などによる貨物取扱量の減少を予想しておりましたが、世界的な航空需要高止まり、米国における港湾混雑による海上貨物の米国内代替輸送等が継続し、売上が想定以上に増加しました。これに加え人件費、経費等コスト削減に努めた結果、最終利益をさらに押し上げました。これら理由により2021 年２月10 日に公表した通期業績予想を上記の通り修正いたしました。（注）業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報から得られた判断に基づき作成したものであり、リスクや不確定要素を含んでおりますので、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合があります。