アルプス物流、今期経常を一転11％増益に上方修正、配当も4円増額

　アルプス物流 <9055> が1月28日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比41.8％増の45.7億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の47億円→54.5億円(前期は49.2億円)に16.0％上方修正し、一転して10.6％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の17.4億円→24.9億円(前年同期は34.7億円)に43.1％増額し、減益率が49.9％減→28.3％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の26円→30円(前期は25円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比9.1％減の16.1億円に減り、売上営業利益率は前年同期の6.4％→5.2％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年３月期の連結業績につきましては、電子部品物流事業において、通信・情報機器や車載関連向けを中心に半導体や電子部品需要が増加し、当社の貨物取扱量は期初の想定以上に増加していることから、2021年４月30日に開示した業績予想を上記のとおり修正いたします。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を重要な政策と位置付けており、配当性向については、概ね30％～40％の範囲になるよう株主還元の充実に努めてまいります。　上記のとおり、通期連結業績予想の修正に伴い、期末配当予想を1株当たり13円から17円に修正いたします。これにより、中間配当金と合わせ、年間配当金は1株当たり30円となります。（注意事項）　上記に記載しました予想数値は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。