名鉄、今期経常を9％上方修正

　名古屋鉄道 <9048> [東証Ｐ] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比40.9％増の329億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の320億円→350億円(前期は263億円)に9.4％上方修正し、増益率が21.4％増→32.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の147億円→177億円(前年同期は146億円)に20.4％増額し、増益率が0.3％増→20.8％増に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比33.9％増の156億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の7.4％→8.9％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期の通期の業績予想につきましては、第３四半期までの業績及び最近の情勢等を踏まえ、前回公表時（2023年11月９日）より変更しております。　今回の2024年３月期の連結業績予想につきましては、不動産分譲業で減収を見込むものの、想定より需要回復の傾向にあるレジャー・サービス事業や交通事業のほか、設備保守整備事業の増収により、営業収益は、全体で増収を見込んでおります。営業利益は、交通事業や不動産賃貸業における増益により、全体で増益を見込み、経常利益は、営業増益により増益を見込んでおります。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損益の悪化はあるものの、経常増益により増益となる見通しです。　※上記の予想は、発表日時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、　実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。