グランディが大幅高で因縁場の４００円突破、中期の実需買いも

　グランディハウス<8999.T>が大幅高で４００円を突破した。同社株は前週末に４月の３９８円高値を抜き年初来高値に買われていたが、４００円台乗せは目前でおあずけとなっていた。今回その因縁場を一気に上抜き１３年７月以来２年ぶりの高値圏に突入した。値動きの良さにつられた短期資金だけではなく、実態面を見据えた足の長い資金も流入しているもよう。北関東エリアを中心に１次取得者向け戸建て住宅販売を展開している。消費増税の影響一巡から新築需要は好調に推移しており、１６年３月期営業利益は前期比１１．８％増の２７億円予想と２ケタ増益を見込んでいる。依然としてＰＥＲ７倍前後、ＰＢＲ０．８倍前後と株価指標面から割安感を漂わせている。株主配分にも余念がなく今期は前期比４円増配の１２円を計画、３％近い配当利回りを確保している。

グランディの株価は１３時４４分現在４１０円（△２７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）