レーサム、今期経常を15％上方修正、配当も5円増額

　レーサム <8890> [東証Ｓ] が3月28日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の116億円→133億円(前期は104億円)に14.7％上方修正し、増益率が11.1％増→27.3％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の84.1億円→101億円(前年同期は79億円)に20.2％増額し、増益率が6.4％増→28.0％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→55円(前期は37円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　連結売上高は前回予想値を下回る見込であるものの、主力の資産価値創造事業において、大型物件の売却が実現したこと、並びに当初想定よりも高い利益率での物件売却が実現したことにより、連結営業利益が前回予想値を上回る見込みとなりました。これに伴い、連結経常利益、連結当期純利益についても前回予想値に対してそれぞれ増額修正となります。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。

　年間配当予想につきましては、通期連結業績予想の修正により、配当原資となる当期純利益が8,400百万円に増加する見込みとなったことから、当社の利益配分の基本方針である連結配当性向20％以上に則り、1株当たり55円に修正いたしました。なお、当社は2022年5月13日付で「中期経営計画の策定に関するお知らせ」を、2022年8月10日付で「配当予想の修正（増配）に関するお知らせ」を開示しておりますが、中期経営計画の初年度である当期通期の順調な業績見通しを踏まえ、現在、中期経営計画並びに配当計画（2024年3月期、2025年3月期）について検討を開始しております。これらについては、内容が固まり次第お知らせいたします。