フジ住、今期経常を9％上方修正

　フジ住宅 <8860> が2月8日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比16.9％増の43.7億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の46億円→50億円(前期は35.5億円)に8.7％上方修正し、増益率が29.3％増→40.5％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.4億円→16.4億円(前年同期は13億円)に32.1％増額し、一転して26.6％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比31.1％減の10.2億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の4.9％→4.1％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期における連結業績予想の修正の理由は、売上高につきましては、ウッドショックに伴う戸建住宅の引渡し延期及び住宅流通セグメントにおいて足もとの中古住宅引渡し件数の鈍化を反映させたことによるものであり、各段階利益につきましては、主として住宅流通セグメントにおける収益性の改善及び土地有効活用セグメントにおいて期初予想を上回る個人投資家向け一棟売賃貸アパートの引渡しが見込まれることによる販売利益の増加並びに販売管理費が人件費、広告宣伝費を主として予算を下回ったことによるものであります。　この結果、通期の売上高は若干の減少を見込み、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は期初予想を上回ることが見込まれることとなりました。　通期における個別業績予想の修正の理由も、連結業績予想の修正の理由と同じ理由であります。（注）上記の業績予想数値は、本資料の発表時現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。