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三井不動産のニュース
■今週の相場ポイント
1.日経平均は週明け4万円大台乗せも6週ぶり反落
2.米IT株が売られる場面も、日本株はしっかり
3.AI・半導体関連中心に個別株への物色旺盛
4.日銀正常化前倒し観測が浮上、やや波乱含みに
5.週末は米雇用統計控え様子見、SQで売買高活況
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比221円(0.6%)安の3万9688円と、6週ぶりに下落した。
今週は、前週まで続いてきた急ピッチな上昇基調が一服した。日経平均はザラ場で一時4万400円台まで上昇したものの、その後は日銀の金融政策を巡って警戒感が台頭。3万9000円台半ばまで水準を切り下げてこの週の取引を終えた。
週明け4日(月)の東京株式市場は上値指向継続。日経平均はついに4万円の大台に乗せた。前週末の欧州株が全面高となり、米国株市場でも長期金利の低下を背景にハイテク株が買われ主要株価指数が上昇。この流れが東京市場にも波及した。5日(火)は小反落。この日は手掛かり材料に乏しく全体相場は方向感の見えにくい展開だった。一方、人工知能(AI)や半導体関連を中心に個別株への物色意欲は旺盛に。TOPIXはプラス圏で着地した。6日(水)も小幅安。前日の米株市場ではアップル
■来週のポイント
来週は為替の円高基調が続くか、あるいは一服するかが一つの焦点となりそうだ。18日から開催される日銀政策決定会合を前に思惑が絡むなか、日本株市場も方向感を探る展開が予想される。3月期末を控え配当狙いの売買も活発になるだろう。日経平均は4万円台に返り咲けるか注目される。
重要イベントとしては、国内では3月12日朝に発表される1-3月期法人企業景気予測調査が注目される。海外では、12日に発表される米国2月消費者物価指数、14日発表の米国2月小売売上高、15日に発表される米国2月鉱工業生産指数に注視が必要だ。
■日々の動き(3月4日~3月8日)
【↑】 3月 4日(月)―― 続伸、半導体関連株が牽引し4万円大台乗せ
日経平均 40109.23( +198.41) 売買高18億5955万株 売買代金 5兆3879億円
【↓】 3月 5日(火)―― 3日ぶり反落、米株安も押し目買いで下げ渋る
日経平均 40097.63( -11.60) 売買高17億4166万株 売買代金 5兆1039億円
【↓】 3月 6日(水)―― 続落、米株安を嫌気も押し目買いで下げ渋る
日経平均 40090.78( -6.85) 売買高18億3441万株 売買代金 5兆1232億円
【↓】 3月 7日(木)―― 3日続落、先物主導で値を崩し4万円台割れ
日経平均 39598.71( -492.07) 売買高21億2419万株 売買代金 5兆9212億円
【↑】 3月 8日(金)―― 4日ぶり反発、米株高を受け見直し買いが流入
日経平均 39688.94( +90.23) 売買高22億3578万株 売買代金 6兆3949億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、21業種が上昇
(2)上昇率トップはINPEX <1605> など鉱業。資源株はフジクラ <5803> など非鉄、ENEOS <5020> など石油も高い
(3)金融株はみずほFG <8411> など銀行、SOMPO <8630> など保険が大幅高、野村 <8604> など証券も堅調
(4)内需株は大林組 <1802> など建設が大きく買われたほか三井不 <8801> など不動産、KDDI <9433> など情報・通信もしっかり
(5)輸出株はまちまち。三菱重 <7011> など機械が買われたが日産自 <7201> など自動車が売られた
(6)川崎汽 <9107> など海運が下落率断トツ。唯一6%超の下落
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 半導体
2(2) 人工知能
3(3) 生成AI
4(4) 半導体製造装置
5(10) 地方銀行
※カッコは前週の順位
株探ニュース
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